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- / ISBN・EAN: 4988013643260
感想・レビュー・書評
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2012年、フランス映画。監督はクリスチャン・ヴァンサン。
実際にミッテラン大統領の女料理人として著名なダニエル・デルプシュの足跡をモデルとした映画とのことです。
主演はカトリーヌ・フロ。共演は大統領役にジャン・ドルメッソン、給仕長役にイポリット・ジラルド、パティシエで助手役にアルチュール・デュポン、オーストラリアテレビ局のレポーター役にアーリー・ジョヴァー、大統領官邸のシェフ役にブリス・フルニエなど。
南極フランス領の科学基地で料理長をつとめるオルタンス・ラボリ(カトリーヌ・フロ)はかつてエリゼ宮で大統領の料理人をつとめていた。
南極での生活を終えるにあたり思い出されるのはエリゼ宮での料理に心身を捧げた日々。
フランスの片田舎から呼び出され、エリゼ宮で大統領の昼食を任されることになったオルタンスの回想が南極最後の日と交錯する。
大まかなストーリーをモデルとなった人物の実際に合わせているせいか大きな盛り上がりには欠けるとともに、エリゼ宮の役職を退任するにいたった直接の理由もちょっともわーっとしていて、最後は少ししっくりこない部分もありましたが、映画的な構成と全体の流れとしてはまずまずな感じでした。
旧弊な?システムと形式が残る主厨房をしり目に、オルタンスが繰り出す料理の数々に大統領をはじめそれをごちそうになった要人たちから感謝される様子はとても良かったですね。
オルタンスを中心に助手のパティシエと給仕長がチームとなり一丸となって目標に進む姿もストーリーとしてはなかなかのものでした。
そして、題名が「大統領の料理人」というだけあって一番の見せ場は大統領との会話の場面でしたが、大統領が嬉しそうに料理のことについて話すシーンや、大統領が厨房に降りてきてトリュフとワインを振る舞うシーンでオルタンスに逆境に打ち克てと励ますシーンなどがこの映画の見所でしたね。
大統領役のジャン・ドルメッソンは俳優は初体験で本業は哲学者、作家だそうで、やっぱり威厳が滲み出ていたと思います。
それから特典映像としてダニエル・デルプシュご本人が登場していましたが、主役のカトリーヌ・フロはよくそのイメージを捉えていましたね。エリゼ宮の場面と南極の場面それぞれでその心境をよく演じていたと思います。
オルタンスはたまに癇癪を起していましたけど、果たしてご本人もそうだったのかな・・・。(笑)
しかし、この映画ではさらなる見せ場があるんですよね~。
それは、フランスで料理映画と言えば・・・、やっぱりこれですよね~。(笑)
ポルチーニのスクランブルエッグ
サーモンのファルシ
サントノレ おばあちゃんのクリーム
美しきオーロラの枕
シャラント風スープ
ロシュフォール風ジョンシェ
などなど
トリュフやらサーモンやらフォワグラやら牡蠣や甘い果物やらクリームやらがふんだんに使われている料理が次から次へと登場してくるのがとても楽しくてじゅるじゅるでした!(笑)
もうその美味しそうなこと美味しそうなこと!
フランスワインとともに一度は食べてみたいなあ!!
DVDの特典の中に最初の3つのレシピが載っていたので、いつか家人が作ってくれるといいんだがなあ。じゅるじゅるじゅる。(笑) -
おいしそうな料理がたっくさん出てきて発狂モノ。
とくに最初のほうに出てきたポルチーニのソテー、タルト…ただ鴨を焼いたやつも美味しそうだったなぁ。トリュフソースとスライスしたトリュフを、フランスパンの上にのせて食べるところも…!!ワインめちゃくちゃ飲みたくなった。
すごく料理が美味しそうだった反面、実話を元にしてるのか有名なのかもしれないけど、
オルタンスが大統領料理人になる前は何をしていたのか、どうしてなったのか、南極??はて???って感じで、なかなかピンと来なかった…。
調べてみたらやはりモデルがいて、ダニエル・デルプシュさんという方だそう。
終わり方も少し唐突だけど、オルタンスが船の後方から先頭にいくところがよかったな。
あーそれにしても美味しい料理、食べたいなぁ。
http://dacapo.magazineworld.jp/cinema/119956/ -
感情表現の差がそうさせるのか、イマイチ盛り上がらない。
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主人公が魅力的。
素敵な女性でした。
料理も美味しそうだった〜。
ストーリーは色々掘り下げてのエピソードが無いので疑問が沢山でしたが…。
南極基地を去る時の、サプライズの送別会みたいなの…ちょっと感動。 -
人生って、そういうものなんだろうな。
誰しもが誉れ高く順風満帆なわけでなし、嫉妬や失意のなかでも、とりあえず生きていかないといけない。
グレーな南極だって、彼女のなかには、いろんな葛藤や挫折があったのかもしんないけど、けっして悪くない。むしろ、みんなに喜んでもらえて、最高やん。
暗闇に小さな灯りが見えて、たまには疲れてみてもいいのかも…なんて思った。それが人生の醍醐味というものなんだろう。
大きな…、小さな…、たぶんそんなことの繰り返し。
栄光の過去も、苦い思い出も、吹っ飛ばしてただただ、一歩ずつ歩けばいいって、お料理マムが言ってる気がした。 -
爽快なサクセスものかと思いきや、やはりそこはフランス。ハリウッド的な流れにはならないのですね。主人公の複雑な心の深い部分がセリフではないところ(本で言えば行間)に溢れていて、そこにグッときました。料理という人を幸福にするものと反比例するかのように立ち現れる孤独のようなもの。そう感じてしまうのは自分がトシ食ったからに違いありません。でも同時に勇気もでました。
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大統領の望む自分の料理を作るために周囲と戦っていく戦闘モードの大統領の料理人時代
そして、美味しい料理でお母さんのように愛されている南極での料理人時代
ふたつの時代を行き来するストーリーはハートウォーミングと切なさのサンドウィッチだった -
良い映画観たぞって感じの良い映画。
可も不可も無し。
あのジャーナリストの女の子と自分のこれまでを重ねているところもあったのかな。ともかくも、前を向いていること、信じているものを貫くこと。貫けなければ場所は問題じゃない、変えたっていい。自分を信じるだけの時間を重ねられればこうやって生きていけるのだろうか…羨ましい。料理人メインの映画であって、料理がメインではないです。自由な魂の作品。 -
せっかくの料理映画なのに旨味が足りてないような…?
肝心の料理を映すシーンもなんとなく演出に物足りなさを感じるし、脚色してでもいいから、もっと周りの人間がオルタンスの料理に舌鼓を打つところを沢山見せてほしかったです。
過去と現在を行き気する構図も、シーンの切り替えがぶつ切りで邪魔だなあ…と思ってしまいました。 -
田舎のレストランを営む女性オルタンス・ラボリに文化省の料理人の仕事が入る。
しかし、オルタンスが連れて行かれたのはパリのエリゼ宮殿。
実はオルタンスはミッテラン大統領の専属料理人として指名されたのだった。
オルタンスは大統領の料理の好みを知りたいと思うが、
大統領から直接声がかからないと話をすることはできないという。
フランスで初めて女性の官邸料理人となったダニエル・デルプエシュの実話を基にした作品。
ミッテラン大統領は素材をいかしたシンプルな料理が好みだったみたいで、
劇中に出てくる料理はこってりフレンチのイメージとは違ってどれも美味しそうだった。 -
出てくる料理に出てくるスイーツ、どれも美味しそう。
ついつい匂いを嗅ぎたくなっちゃう、五感をくすぐる作品。
フランス映画特有の映像美や上品な雰囲気、その魅せ方が素晴らしい。
片田舎の女性が急に大統領の料理人を任されるにあたり、
主厨房からちょっと嫌味な扱いも受けるのだけれど、
30年そのポジションを守ってきた主厨房のシェフ達からしたら、そのくらいしたくなっちゃう気持ちも分からなくもない…かもしれない。
カトリーヌ・フロは幾つになっても凛としていて魅力的。
私もあんな風に、いつも胸を張って仕事をしたい。
ホッと落ち着く美味しい作品でした。 -
@目黒シネマ
内容は、レストランを営むオルタンス・ラポリ(カトリーヌ・フロ)がスカウトを受けた新しい職場は、フランス大統領官邸のプライベートキッチン。主厨房からいじめられることもあるが、前向きな姿勢で仕事に取り組む。大統領の口に合うか不安なラポリは直々に大統領と話し、食の話題に花を咲かせる。だが、報われないと感じることの多い仕事で、ついに辞職することを決意する。それを次の職場、南極基地局でのキッチンで辞職する時に思い出す話。
ドキュメンタリーだったと思う^^
そして、展開も面白いし、
最後に南極基地局を辞める時にみんなから感謝されて蛍の光に合わせて歌うところに涙しそうだった(* *)
わたしも仕事を辞める時、そんな終わり方ができたら幸せだな、と思った(●´ー`●)
ご飯がやはりとても美味しそうなので、ご飯を作りたくなる。 -
名画座で鑑賞。
本日三本立ての目玉。
題名通りのフランス映画。
最後の南極基地でのパントマイムに(笑いの)涙を流し、蛍の光の合唱にまたまた涙を流しました。宮廷での紆余曲折が有っての南極基地。
そして最後に何故南極まで来たのかが明かされ、新しい旅立ちも示唆される。
気持ちのいいラストでした。
たまにはフランス映画もいいね。
ただ実際に主人公の様な女シェフが同じ職場にいたら腹立つだろうなぁ~。 -
ミッテラン大統領に仕えた史上唯一の女性シェフの実話をベースにした映画。映画の出来は置いても素晴らしい数々の料理を目で楽しめ、レシピを読み上げるセリフはまるで上質の音楽を思わせ耳でも楽しめる。これだけでも観る価値あり。
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2021年4月期展示DVDです。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00523204 -
めっちゃお腹減る。あんなにもポルチーニといわれたら食べたくなる。大統領の朝食に初めてつくったポルチーニのスクランブルエッグがすごくおいしそうやった。田舎のお母さんが作るフランス料理たべてみたい。主人公のブツブツレシピを口ずさみながら作るクセがかわいかったな。
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https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-food-drink/g77463/gpi-interview-13-0806/?slide=1
はじめてフランス大統領官邸料理人になった女性、ダニエル・デルプシュの伝記映画。
舞台は1980年代。フランスでパリテ方ができたのは2000年6月だって。
男性しかいない職場環境を守るために、「女性にはこの仕事は向かない」という嘘が吐かれ続けてきた。その壁を突破しようとした女性のひとりについての映画。 -
フランスで女性で初めて大統領専属料理人となった女性の実話を映画化。
主演のカトリーヌ・フロの雰囲気はいいなぁ。
ゴージャスの代名詞でもあるフランス料理だが、飾らない家庭料理っぽい料理をつくるオルタンスの料理が選ばれたことや、大統領の健康問題で少しずつ居場所を失うあたりはメモ。
映画としてはやや微妙か。。。 -
「大統領の執事の涙」というアメリカ映画もありましたが、あんな風に料理人が社会の変動や政治に翻弄されるというストーリ-を期待すると肩透かしを食います。主人公はたった2年しか大統領府にいなかったのだから仕方ないです(それにしてもミッテラン大統領は似てなかったなぁ)。そのかわり(?)、南極基地でのエピソードも交互に描かれ、これもこれで面白いのですが、ちょっと焦点がほやけたかとも。
きっぷのよい主人公が厨房で次々とおいしそうな料理を作っていくところはなかなか楽しいです
(若手の指導もうまいのがポイント)。フランス料理の高級感や装飾性を重視した権威主義を否定し、古くからある家庭料理に回帰しようというのは興味深いですね。「レミーのおいしいレストラン」もそういう話でしたが、ひとつの見識ではないかと思います -
大統領の料理人だった時代と南極の料理人だった時代。ひとりの料理人の人生や生き様を見せてくれる映画です。
ひとつひとつの料理ができあがるまでの試行錯誤が観ていて楽しいですし、その完成品がどれもおいしそうでした。専門用語はなかなか理解しきれませんでしたが、料理について話している場面も興味深く聴いていられます。料理の話が好きな大統領という設定もおもしろかったですね。主人公が大統領のために料理を作りたいという動機付けにもなっていましたし、なにより料理を食べた大統領が嬉しそうに感想を伝えてくれる姿がほほえましかったです。
強烈な演出があるわけでもなく、大事件が起こるでもない、見方によっては薄味に感じるかもしれませんが、なんとも味わい深い映画でした。 -
テーマは分からんでもないが、稚拙な演出に思えた。
ペリゴール地方の風景が懐かしかったから、取り敢えず星一つ。 -
オルタンスの気持ちがわかりすぎてつらい。
食べものがおいしそうすぎる! -
どの料理もとても美味しそう。
服にもテーマがあって、色もアクセサリーも統一感を持っていてとても美しい。
そしてやはりフランス映画だなぁと。 -
気が強そうな彼女がどんな料理を作るのかと思ったら、素材の味を活かした懐かしい味のものばかりで美味しそうだった。
ただ最後はちょっと寂しい。
実は10月にgotoキャンペーンで、有名ホテルでフランス料理を1/3の値段で食べる予定です。ちょっと予習してお...
実は10月にgotoキャンペーンで、有名ホテルでフランス料理を1/3の値段で食べる予定です。ちょっと予習しておこうかな。
コメントいただきありがとうございます!(^o^)/
Go To Eatで有名ホテルレストランでの...
コメントいただきありがとうございます!(^o^)/
Go To Eatで有名ホテルレストランでのフレンチですか!いいですね~。(^o^)
料理とワインのマリアージュも楽しみですね♪
楽しい時間を過ごせればいいですね!
私も何か考えようかな~。