サカサマのパテマ 通常版 [DVD]

監督 : 吉浦康裕 
出演 : 藤井ゆきよ  岡本信彦  大畑伸太郎  ふくまつ進紗  加藤将之  安元洋貴  内田真礼  土師孝也 
  • KADOKAWA / 角川書店
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126209025

感想・レビュー・書評

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  • 大人も普通に楽しめる作品ですが、子供向けだとしたら聞きなれない言葉の解説や説明がストーリー展開の中でされるべき。(例えば、アイガという新しい言葉が聞き取りつらく中盤前まで国家なのか地名なのか意味不明だった)
    また、設定が君主国の割にはイザムラの独裁が際立ちすぎるのと、ジャクの裏切りも唐突過ぎ、もう少し伏線があったほうが説得力があった。アニメとしての世界観は悪くはなかっただけに余計に残念。
    音楽担当は大島ミチル(主題歌“Patema Inverse”も彼女の作曲である。作中の世界観を端的に表現する為、歌詞はエスペラントで書かれている)。

    『サカサマのパテマ』 (PATEMA INVERTED) は、吉浦康裕による日本のアニメーション映画作品。2013年11月9日に日本公開された。第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、スコットランド・ラブズ・アニメ 2013観客賞及び審査員賞を受賞。また、第7回アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートされた。スタジオ六花の吉浦康裕が、『イヴの時間』に続いて、原作・監督・脚本を務めて制作するサイエンス・ファンタジー作品。2012年劇場公開予定だったが、制作上の都合により2013年公開に変更となった。吉浦は、この作品について(店の中のエピソードが多かった前作の『イヴの時間』と違って)、外の話にしたいとしている。ぴあによる公開初週の映画・満足度ランキングでは1位となった。

     「かつて、多くの罪人が空に落ちた」とされ、「空」を忌み嫌う世界・アイガ。そこに暮らす少年・エイジは、ある日、サカサマになってフェンスにしがみつく少女・パテマと出会う。パテマは重力が逆転した地下世界の住人で、行方不明の友人・ラゴスを探して散策するうちに地下世界からアイガへと「落ちて」しまったのだった。
     手を離せばアイガの空に落ちてしまうパテマを助け、匿うエイジ。その頃、「サカサマ人」が現れたとの報告を受けたアイガの君主・イザムラは、治安警察のジャクに捜索を命じる。エイジはパテマを連れて逃げようとするが、パテマは捕らえられイザムラのもとへ連れて行かれてしまう。イザムラはパテナに、かつて地上で重力をエネルギーに変換する研究が行われていたこと、その事故によって重力が逆転してしまった人々が空へ落ちて行ったこと、重力が逆転しながらも運良く生き残った人々が地下に潜りサカサマ人となったことを語る。アイガに侵入したサカサマ人は死ぬべきだと告げるイザムラにパテナが見せられたものは、保存液に浸るラゴスの死体だった。
     一方、エイジの前に、地下世界からパテマを探しに来たサカサマの青年・ポルタが現れる。二人は協力してパテマが監禁されている塔へ向かうが、救出直前にイザムラやジャクに見つかってしまう。エイジはイザムラから、かつて「空」を目指したエイジの父の死が事故ではなく暗殺だったことを知らされる。ジャクがエイジを撃とうとした瞬間、足枷をつけたパテマがエイジに飛びつき、二人はアイガの空へ向かって落ちて行った。落下を続ける二人が目にしたものは、広大な地面と、そこに設置されている無数の機械。緩やかに着地した二人は、そこでエイジの父が死ぬ際に乗り込んでいた飛行船を発見する。その中には、父とラゴスの交流の記録が残されていた。
     エイジはパテマを地下世界に帰すため、飛行船に乗ってアイガに帰還し、そのまま地下世界へ向かう。追跡してきたイザムラとの激しいもみ合いの末、イザムラは地下に空いた穴へとさらに落ちていった。だが、その穴の先にあったのは廃墟となった高層ビル群と、本物の空だった。本物の地上で一人サカサマのエイジは、パテマにつかまり、新しい世界へと足を踏み出していく。(Wikipedia)

  • 「天空の城ラピュタ」への壮大なオマージュ作品。

    エンドロールの音楽が独特で良かった。

  • 重力場が二転三転してなかなか面白い。

  • アップサイドダウンという洋画を観てからこちらを知り視聴。世界観は同じですが観ていると、あれ?これは・・・。空から女の子が降ってきて、父さんは嘘つきじゃなかった(嘘つき呼ばわりされて死んじゃった)・・・ロリコン伯爵ぽくて、落ちていく人を見て、人がゴミのようだ・・と発言するムスカ。思わずピンチのシーンでバルスと言いたくなりました。アップサイドダウンという洋画とそっくりなのかと思いましたが、ラピュタでした。過剰演出の台詞も多くステレオタイプすぎる登場人物や、そっくりのプロットなどちょっと残念ですね。

  • 発想は面白いけど無茶な設定が多いし、説明不足すぎる…。脚本も演出も音楽も微妙。感情移入できるキャラクターがいない。アップサイドダウンと丸かぶりらしいけど、アニメだからこそもっと面白くできそうなのに残念すぎる。ただ背景は凄く綺麗だった。

著者プロフィール

大学在学中からアニメーション制作をはじめ、卒業後に個人制作アニメ『ペイル・コクーン』を発表。
精力的に制作活動を行ない、2008年にオリジナルアニメ『イヴの時間』で監督デビュー。
以後は主にオリジナル作品の原作・脚本・監督をつとめる。


「2022年 『アイの歌声を聴かせて(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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