こころに残る現代史　日本人の知らない日本がある (角川書店単行本) [Kindle]

著者 : 白駒妃登美

• KADOKAWA / 角川書店 (2014年1月30日発売)

感想・レビュー・書評

[hima2b4さんの感想 · 2015年1月4日]

かつての日本人は、なぜこれだけの志、真心を持ち得たのだろう？
なぜ、己を捨て、公に命を捧げることができたのだろう？
純粋すぎて、涙する場面がいくつもある。

それに加えて、なぜ巷ではくだらない歴史ばかりが語られてるのだろうか？、なぜ過去を否定するようなことばかりが語られるのであろうか？
過去を肯定するという意味ではなく、よい面も悪い面も知るべきだし、否定すべきは過去よりも現在なのかもしれない。。。
偉大な日本人の功績や想いを胸に、大切なことを次代に伝えなきゃならない。
日本は卑下するような国ではない。アーノルド・トィンビーは、①理想、②心の価値、③自国の歴史を忘れた民族は滅びると警鐘を鳴らす。我々はそうなってはならない。

著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ、福岡県在住。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手航空会社の国際線客室乗務員として勤務。2012年、株式会社ことほぎを設立、講演活動を本格的に開始する。講演では「こんな歴史の先生に出会いたかった」「日本人に生まれてよかった」と涙する参加者が続出。著書に『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』（共著）『愛されたい！なら日本史に聞こう』（共に小社刊）など多数。本書刊行と同じ2021年7月に初の絵本「ちよにやちよに」も上梓、活躍の場をますます広げている。

「2021年 『しなやかにたくましく生きた　なでしこたちの日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」