クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史 (中公新書) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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  • 【ヴェールに覆われた日ソ,日露関係史にはまだまだ公表されていない多くの謎や疑問,真実が存在しており,それらの解明が両国間の真の理解につながるだろう】(文中より引用)

    ソ連崩壊とともに一挙に公となった過去の公文書を用いながら,日ソ間の秘された歴史の側面に光を当てる作品。著者は,かつて時事通信社の外信部長を務めた経歴も有する名越健郎。

    人気女優だった岡田嘉子のソ連亡命の真実に迫った章は特に白眉。ロシアに対して興味を持っている人にはもちろんのこと,ソ連に投影された日本政治・外交がどのような像を映し出したかという点を知る上でも勉強になった一冊でした。

    ちょっと昔の本ですが☆5つ

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著者プロフィール

(なごし・けんろう)
1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシヤ語科卒業。時事通信社に入社、バンコク、モスクワ、ワシントン各支局、外信部長、仙台支社長。2012年から拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学特任教授。現在、拓殖大学特任教授。著書に、『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。

「2022年 『ゾルゲ・ファイル 1941-1945』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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