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- / ISBN・EAN: 4988142991126
感想・レビュー・書評
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法廷モノ映画は裏切らない、さらにその監督がビリー・ワイルダーならなおさら、さらにさらに原作がアガサ・クリスティーならもう文句のつけようもありません。
本作品はストーリー自体が面白いのだが、さらにウィットに富む会話(法廷での検察側と弁護側の攻防戦を含む)や老弁護士役(チャールズ・ロートン)のチャーミングさなど見どころが多い秀作です。残念ながら、これがタイロン・パワーの遺作となりました。
それにしても、この邦題は何とかならなかったのでしょうか?
『情婦』(原題: Witness for the Prosecution)とは、1957年製作のアメリカ映画である。アガサ・クリスティの小説及び戯曲『検察側の証人』を原作とする法廷ミステリー作品で、脚本・監督はビリー・ワイルダー。それが舞台劇としてブロードウェイやロンドンでロングランされた物を、ビリー・ワイルダーが監督。 主演の未亡人殺しの容疑者役にはタイロン・パワー、マレーネ・ディートリヒがその年上のドイツ人妻にキャスティンク゛された。さらに、実質的な主人公である老弁護士には、チャールズ・ロートンが扮し、その付き添い看護婦役には、実生活のロートン夫人であるエルザ・ランチェスターが扮した。ロートンがアカデミー賞主演男優賞、ランチェスターが助演女優賞にそれぞれノミネートされた。ともにオスカーは逃したが、ランチェスターはゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞した。
備考:
・タイロン・パワーは時に演技力不足を指摘されることもあったが、本作で演技派として新境地を開いたとの評価を受けた。しかし、次作の撮影中に心臓発作で急死し、本作が遺作となった。
・ロートン夫妻の他にも第30回アカデミー賞では作品賞、監督賞、編集賞、録音賞の合計6部門にノミネートされたが、そのうち4部門で『戦場にかける橋』に敗れるなどして、オスカー獲得はならなかった。(Wikipedia)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
TVにて
二転三転する法廷物.マレーネ・ディートリッヒの演技が光る.チャールズ・ロートンの鋭い弁護風景と手強い看護婦とのユーモラスなやり取りの妙が素晴らしい. -
良品名作といわれてて観ました。面白かったです。看護婦が良い。
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めちゃめちゃ面白かったー!
見たのずいぶん前なのでまた見返したいです。 -
どんでん返しがあるとわかっていても、やはり「やられた!」。傑作です。
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誰だ・・こんな邦題付けた奴は・・・・。
しかも・・・表紙も誤解を招く。 -
流石アガサクリスティ原作戯曲化の映画。人間のことを良く分かってるなぁ。と感嘆する。
「チーズケーキ」ってこの人の事かぁ、とマレーネデートリッヒを観ておりました。 -
古典的名作。
古臭さを全く感じさせないストーリー。
例えオチに気づいてしまっても
最後まで楽しめるはず。