- Amazon.co.jp ・電子書籍 (329ページ)
感想・レビュー・書評
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老舗の紙袋メーカーに勤める若き女性課長がロボット上司からの薫陶を受けながら成長を遂げる、という荒唐無稽な設定で展開される小説風ビジネス書。
採り上げられる題材は、
・新規事業計画
・株式投資
・事業資金調達
・不動産投資
と、多岐に渡るんだけど、いずれも理論をブレイクダウンしていくと「リスク」と「リターン」の分析という共通項に収斂していくんだよね。
その辺を噛み砕いていくロボット上司の講釈が実に見事なんですよ。
個人的には、事業計画や不動産投資についてはある程度の予備知識があったのだけれど、株式投資と事業資金調達はあまり馴染みがない分野なので興味深かった。
特に、リスクは固有リスクと市場リスクに分けることができて市場リスクのみがリターンを生み出すことに繋がる、という話はかなり深いなーと感じました。
著者の二人は、経営コンサルタントと公認会計士だそうなんだけど、感心したのはこの本が単純に読み物としても面白いということ。
キャラクター造形と軽妙なダイアログがヘタな小説なんかよりずっと面白いんだよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前に読んだ会計天国の作者の作品。事業立ち上げを通して、会計的戦略の知識を得ることができる。小説としても面白かったが、ちょっと最後が出来すぎですなーという気がしなくもない。だた、話の流れに自然に入ってくる戦略の考え方は、もう一回復習をして自分のものにしなくてはと思った。
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企業の投資、株式、不動産、あと自分への投資についてストーリー仕立てで教えてくれる本。
読みやすそうという理由でこういう物語調の本をつい選ぶけど、読み始めるといつもストーリーとか登場人物の発言が邪魔に感じて、普通の本でちゃんと勉強したいと思う。 -
【改題、でもいい】
「投資ミサイル」の改題でした。。。
ほとんど内容は忘れていたので、あらためて読めてよかったです。