新島八重 おんなの戦い (角川oneテーマ21) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  今さらながら、配信で「八重の桜」を鑑賞しています。幕末から明治期にこんな生き方をした女性がいたという驚き。大河ドラマにふさわしい激動の人生。歴史の影に埋もれていた山本八重を表舞台に出したNHKの制作チームは素晴らしい仕事をしたと思う。
     ドラマは本書をベースにしたのかなと思うくらいエピソードも随所に出てくる。ドラマと並行して読むと理解が深まる。あくまでもドラマの副本的な役割がいい。
     それにしてもドラマの配役が今では考えられないくらい豪華だ。籠城戦でスペンサー銃を手に戦う綾瀬はるかの凛々しさ、八重と共に主役の山本覚馬を演じたマエストロ西島秀俊、最初の夫である川崎尚之助役の青年風のハセヒロ。
     新政府側から描かれる幕末史が多い中、滅びゆく会津の視点から描かれる敗者の歴史。是非多くの人に知ってもらいたい史実である。明治になり第2の人生を歩む新島八重にも興味が尽きない。

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著者プロフィール

京都生まれの京都育ち。しかし今はなぜか埼玉に在住。同志社大学法学部卒業。小説「電車ごっこ停戦」で第14回太宰治賞を受賞する。主な著書:小説『電車ごっこ停戦』『織匠(上・下)』『湖の子たちの夏』『新島襄とその妻』『疾走する家族』、エッセイ集『ここだけの話だけど』『企業のトップはこれを読む』、ルポ『ボランティアを生きる』『夢があるからがんばれる』など多数。現在、小説(知的障害児と家族をテーマにしたもの、歴史に素材をもとめた伝記物、スポーツを背景にした青春物)、エッセイ、ドキュメンタリー、児童文学(創作)などを中心に、執筆活動をつづけている。

「2011年 『武州かわごえ 繋舟騒動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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