ドラッカー・メソッド 自信をもって生きる方法 スライドブックシリーズ01 (カドカワ・ミニッツブック) [Kindle]
- ブックウォーカー (2014年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (69ページ)
感想・レビュー・書評
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《「継続は力なり」と言うように、やり続けられることが自分の「強み」になります。千利休の和歌集にこんな歌があります。
「上手にはすきと器用と功積むと この三つそろふ人ぞ能くしる」
名人になるには、(1)好きでやっていること、(2)器用であること、(3)それから修業をたくさん積むことが条件だと言っています。好きなだけ、才能があるだけでは駄目で、継続できるかが大切です。》
「30分前後で読める電子書籍」ミニッツシリーズ。その名の通り、さらっと読めます。
著者 櫻田 潤さんの他の著書(図で考える。シンプルになる。)に興味があって、それを読む前のウォーミングアップがわりに。
ドラッカーの本も読んだことないので、ちょうどいいかなと(でも聞いたことがあるフレーズがあった。「何によって憶えられたいか」とか。やはり名言なのですね)。
少ない文字数、わかりやすいピクトグラムで、プレゼン資料を見ているかのような本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドラッカーが述べたことを、著者ならではの視点で整理し、ビジュアルに伝える「スライドブックシリーズ」の第一弾。
『ドラッカー著書を読むと、気になる言葉との出会いがたくさんあり、いつの間にか付箋やアンダーラインだらけになってしまいます。』と著者はあとがきに述べている。その感想は、多くの人が共感を持って感じることができるだろう。
「インフォグラフィックスとは、情報をわかりやすく人に伝える形で視覚化したもの」と語る著者ならではの論理の展開と整理。それは端的で記憶に強く残る。ドラッカーが語った「自信をもって生きる方法」がストレートに伝わってくる。
カドカワ・ミニッツブックは「分単位で読める本」「もっと気軽に空いた時間ですっきり読み切れる、ちょうど良い本」を目指している。それをさらに一歩進めた「スライドブック」という形態も斬新だ。
短い時間で読み切れるように、そして、印象深くなるように、コンテンツの分量も記述のロジックも、シンプルに計算され、絞られている。
知識は持っているだけでは意味がない。使えて始めて知恵となる。一生使える知恵が、わかりやすいカタチで提示されている。