お金持ちの教科書 [Kindle]

著者 :
  • CCCメディアハウス
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感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    「お金持ち」っていう定義が難しい。
    いくら収入があって、いくら資産があればGOALなのか、まずは目標や定義をハッキリさせてから取り組むべきなのかも。
    じゃないと、スタートすらできない気がする。

    とまぁ、目標を定量化するのは一旦置いておくとして・・・

    お金持ちになるためには、当たり前だけど「収入を増やして、支出を減らす」事がmustですよね~
    ストック(資産)とフロー(収入)両方を増やす努力をしなくてはいけないね。(フローだけだと、将来的に行き詰まってしまう。)

    結論として、やっぱり1本の収入では富豪への道は中々険しいということ。
    起業すれば成功するかもしれないが、、、それで生涯食っていくのは自分じゃ無理だと思うし。
    やはり共働きは必要不可欠にならざるを得ないなぁ。共働きって本当に最強だと思うわ。

    だからといって、共働きというフローだけでは富豪にはなれないし・・・
    お金を生み出す「根源」を増やす努力を、これからもしていかなくてはいけませんね。
    色んな収入ツールがあれば、だいぶと金持ちに近付けるでしょう!!

    個人的には、今の仕事と同じくらいの副収入をまずはフローとして獲得したい今日この頃。


    【内容まとめ】
    1.そもそもお金持ちになるパターンはない!
    千差万別で、「お金持ちになりやすいタイプ」というものは存在しない。
    お金持ちになった方法も様々であり、絶対的な儲けのテクニックが存在しているわけでもない。

    だが、お金持ちの人たちに特有の思考パターンや行動原理というものは存在する。
    また資産を形成しやすいキャリアというものがある。

    2.お金持ちになるためには、お金に対して淡白になる必要がある。
    お金に対する執着心が強すぎると、かえってお金持ちになれないことが多い。

    3.お金持ちについて、「資産」「年収」「社会的地位」の区別をしっかり頭に入れておくこと。
    同じお金持ちでも、資産家と高給取りは違う。
    どちらも同じお金持ちであるが、フロー(毎年の収入)とストック(持っている資産)の違いである。

    4.年収1000万程度の人が1番キツイ!
    富裕層への憧れが強く、過剰な消費に走り、エンゲル係数も高い。
    働かなくても生活できる資産(ストック)を持っていなければ、お金持ちとは言えない!

    5.チビ、デブ、ハゲには逆らうな!
    コンプレックスを持った人間には逆らわない方がいい。
    必死に努力し、かつ普通の人では気づかない本質を見極める能力が高いので、成功する可能性も高い。
    そんな人を敵にするとかなり怖い。
    人に会うと、必ずその人が何にコンプレックスを感じている人間なのかを探った方が良い。

    6.お金持ちの「友達の選び方」
    お金持ちの人は、なんとなく友達と付き合うということはしない。
    自分をより高めることを目的として、自分よりランクの高い人間を友達に選ぶ。
    非常に合理的なのである。

    最悪なのは、同じレベルの者同士で慰め合うパターンである。
    互いの愚痴を言い合い、「自分たちは頑張っているよね」と共感して傷を舐め合う付き合いにイノベーションはない。

    7.お金持ちは複合処理が得意
    お金持ちになるためにやはり頭の良さは必要とされるが、その頭の良さは学校の勉強だけでは測れない。
    お金持ちになるためには、様々な案件について同時並行的に、複合的に処理しなければならない。
    アイデアを持っているだけではダメで、それを具体化する行動力、お金に換える営業力、人を巻き込む説得力、使う側の視点など、様々な要素が絡んでくる。

    8.小金持ちになりたければ共働きは必須
    まずは「入り」を増やさないと何も始まらない。資産形成の基本である。

    お金を稼ぐのであれば、1人で取り組むよりも夫婦で協力し合ったほうが何倍も効率が良い。
    共働きをすれば、収入は一気に1.5倍~2倍に膨れ上がる!


    【引用】
    そもそもお金持ちになるパターンはない?
    千差万別であり、「お金持ちになりやすいタイプ」というものは存在していなかった。
    お金持ちになった方法も様々であり、絶対的な儲けのテクニックが存在しているわけでもなかった。

    だが、お金持ちの人たちに特有の思考パターンや行動原理というものは存在する。
    また資産を形成しやすいキャリアというものがある。


    本著の内容
    ・お金持ちは実際にどのような人たちなのか
    ・お金持ちの思考回路に対する分析
    ・どうすればお金持ちになれるのか?という具体策


    p4
    お金持ちから話を聞くときには、「美しい嘘」が存在する事を事前に理解しておくこと。


    p6
    お金持ちになるためには、お金に対して淡白になる必要がある。
    お金に対する執着心が強すぎると、かえってお金持ちになれないことが多い。


    p17
    ・同じお金持ちでも、資産家と高給取りは違う。
    どちらも同じお金持ちであるが、フロー(毎年の収入)とストック(持っている資産)の違いである。

    ユニクロの柳井氏と、マクドナルドの原田氏は大企業のトップという点では同じだが、オーナーと雇われ経営者ではストックが全く違う!


    p20
    お金持ちのことを考えるときは、「資産」「年収」「社会的地位」の区別をしっかり頭に入れておいたほうがいい。


    p23
    ・日本では三代以上にわたって資産を相続するのは困難。
    日本の相続税制度では、三世代を過ぎると資産は殆どなくなってしまうと言われている。
    財団という形にしたり会社を分割したり、何らかの工夫をしないと、資産を残すことは難しい。


    p54
    ・お金持ちでないならば倹約が1番
    年収1000万程度の人が1番キツイ!
    富裕層への憧れが強く、過剰な消費に走り、エンゲル係数も高い。
    働かなくても生活できる資産(ストック)を持っていなければ、お金持ちとは言えない!


    p93
    ・チビ、デブ、ハゲには逆らうな!
    コンプレックスを持った人間には逆らわない方がいい。
    必死に努力し、かつ普通の人では気づかない本質を見極める能力が高いので、成功する可能性も高い。
    そんな人を敵にするとかなり怖い。

    人に会うと、必ずその人が何にコンプレックスを感じている人間なのかを探った方が良い。


    p98
    ・感謝されたのか御礼されたのかの違いは大きい。
    軽々しく「感謝」と口にする人は、基本的に「人に何かをしてあげよう」という意識は薄い。
    それに対し、「御礼をする」という行為は、自分に対しても他人に対しても厳しくなければできないものである。

    しかし、感謝されることさえ少ない人も数多く存在する。
    「感謝するのはタダ」という格言通り、実際にタダなので、これほど安上がりな投資はない。

    人に「感謝」されているのか、「御礼」をされているのかは、見極める必要がある。


    p138
    ・お金持ちの「友達の選び方」
    お金持ちの人は、なんとなく友達と付き合うということはしない。
    自分をより高めることを目的として、自分よりランクの高い人間を友達に選ぶ。
    この点についても非常に合理的なのである。

    最悪なのは、同じレベルの者同士で慰め合うパターンである。
    互いの愚痴を言い合い、「自分たちは頑張っているよね」と共感して傷を舐め合う付き合いにイノベーションはない。


    p147
    ・使う側の視点を持とう
    普通の人は、働いて給料をもらうことが当たり前になっている。
    お金持ちは、あくまでも投資家であり、オペレーションは誰か詳しい人に任せば良いと考えている。

    お金持ちになるためには、使う側の目線を持つことが重要だ。


    p149
    ・お金持ちは複合処理が得意
    お金持ちになるためにやはり頭の良さは必要とされるが、その頭の良さは学校の勉強だけでは測れない。
    お金持ちになるためには、様々な案件について同時並行的に、複合的に処理しなければならない。
    新しいビジネスを興すためには、アイデアを持っているだけではダメで、それを具体化する行動力、お金に換える営業力、人を巻き込む説得力など、様々な要素が絡んでくる。


    p153
    ・負けず嫌いの人も黄信号
    妬みの感情は、自分が持っているチャンスを大幅に狭めてしまう。
    負けず嫌いの人もまたそれに近く、常に他人の誰かを意識してしまっている。
    勉強やスポーツ、サラリーマンであれば非常に良い結果を残すが、ルールや競争相手に囚われてしまってはお金儲けに役立たない可能性がある。

    要するに、与えられたルールに縛られ、無条件で絶対視する思考回路そのものが問題なのである。


    p187
    ・島田紳助に見る、お金持ちになるための秘訣
    多額のギャラを稼ぐトップタレントだったが、勿論ギャラには税金がかかり、ギャラを貯蓄するだけではなかなか大金持ちにはなれない。
    彼が大きな資産を築くことができたのは、若手の頃から不動産投資を積極的に行なっていたからだ。

    島田紳助が不動産投資で成功したのは、明確なポリシーを持っていたからだ。
    東京都心部の物件に限定して投資をするという、いたってシンプルなものである。

    不動産投資は楽そうに見えるが、ダメ物件を掴んでしまったら即アウトという厳しい世界である。
    鬼のような数の物件にはロクでもない物件も多数あり、100~200件のうち1件いいものがあればマシなレベル。

    またチラシやネット情報、営業マンの情報だけでなく、自分の目で見て確かめる必要もある。


    p258
    ・小金持ちになりたければ共働きは必須
    まずは「入り」を増やさないと何も始まらない。資産形成の基本である。

    お金を稼ぐのであれば、1人で取り組むよりも夫婦で協力し合ったほうが何倍も効率が良い。
    共働きをすれば、収入は一気に1.5倍~2倍に膨れ上がる!


  • お金持ちとは。を考えさせられた本。
    ブランド物や高級車を身につけている人が
    本当のお金持ちとは限らない。
    あとはお金持ちの思考が学べた。

    お金を使うにしても、コスパや将来性を一旦自分の中で考えて、消費しようと思った。
    あとは、お金持ちの人は周りの人に感謝する人が多いということ。
    自分も意識にして感謝の気持ちで人と接しなければ
    感謝される人間にはなれないと思った。

  • 視点が違うとこうも違うのか

  • この手の本の中では、参考になった。

  • お金持ちの思考が理解できた気がします。お金がある事のメリットがわかりますが、私にはあまり新しい発見はなかったなぁという感じです。

  • お金モノ、3連発。
    「教科書」というよりは、「読み物」として読みました。
    お金持ちの考え方、思考回路が少し覗けて楽しかった。
    思考回路って放っておくとクセになって凝り固まって来るから、こうして新たな思考回路を設けるのは大事。

  • 同タイトルの「図解」がよくできていることが分かる

  • 2017年82冊目
    本書はお金持ちになるテクニックを教える本ではない。
    多くのお金持ちに取材をし、その考え方、住む場所、移動手段、服装などについてお金持ちはどういう思考パターンなのかということを教えてくれる本である。
    もちろんお金持ちだけでなく、逆のお金持ちになれない思考パターンということについても教えてくれる。
    自分が貧乏パターンの思考に陥らないようにと思わせてくれた一冊でした。

  • お金持ち関連の本の中でも比較的フワッとしていて読みやすい。

  • 「お金持ち」の定義って深く考えたことがなく、
    フロー(収入)とストック(資産)で区別して分類し整理できることに感心しました。
    読んでいて、お金持ちに対する自分のモヤッと感が整理できるのが気持ちよかったです。
    ■整理メモ
    ・お金持ちの分類
     -資産家(ストックが多い)=>土地資産の場合、世代を超えて維持するのが難しい
     -高給取り(フローが多い)=>転落しやすい
     ※お金持ち≠社会的地位が高い
    ・お金持ちの基準
     純資産3億(金利で生活可能)、年収3000万
    ・お金持ちになるには
     「使う側」に回る
     「そんなこと知っているよ」と言うな:何度も繰り返し言われることには真理がかもしれない。
    ・倹約についt。ほしいを買うな
     -車は必要ではなくほしいから。"新築"物件も、ほしいから。
    ・サイドビジネス
     ネットビジネスで月10万稼ぐには20~30万PV

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著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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