- Amazon.co.jp ・電子書籍 (235ページ)
感想・レビュー・書評
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よくまとまっているものの、一つ一つの解説が具体例をあまり伴わないため少し理解が難しい。哲学入門の1冊目ではなく、2冊目・3冊目に読むとよいと思う。
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西洋・東洋の哲学が、時代をまたいでどのような系譜で歩まれてきたかがまとめられています。
素人の私にはちょうどよいボリューム感でした。 -
これは長い哲学の歴史を相関図でまとめているところがいい。こういうの自分で作れない。学が浅すぎて。
このマップを見たら、自分が深めたい著者がはっきりし、さらにそれに関連するものがどれなのかというのもわかる。
現代に特化するなら「現代思想入門」の方をおすすめする。ただし、これは全体をまんべんなく解説してあるため、基本に戻って調べるのには重宝すると思う。哲学好きな人は読んでみて欲しい。自分の頭が一回整理される。 -
哲学の全体感を把握しようという試みで書かれた本。
めちゃめちゃ面白かった。
特に「ニーチェ」記述では、新たな価値観が山盛りで
脳内のエンドロフィンがドバドバでた。
すべての価値はルサンチマン(怨念)によるものだから価値はない。価値というものを否定するのがニヒリズムだ。
「神は死んだ」
「大いなる正午」
「超人」
ただ、哲学を1冊にまとめるという壮大な試みのため、内容はどうしても凝縮され、行間の大きい(=分かりづらい)ものとしてなってしまう。
自身も正直半分も理解できていないのだと言うことはわかる。w
哲学への関心がより一層広まったので、また深めて、のちこの本にかえって来たいと思う。
(今特に興味あるのは、ソクラテスとニーチェ)
あと別件だが
カントが言ってる
「今の自分の行為を、社会の全員が同様に選択したとして、困った方向に行くか、いい方向に行くか」
っていう善悪の定義があるんだけど、
これコロナ下の今、全人類にインストールしたほうがいい定義と思った。 -
■メインテーマ
哲学を思考の道具として活用するためのガイド。
■著者の主張
哲学は~のためにという目的達成のためのツールとして
とらえるのではく、現在という瞬間を楽しむ態度を考える
ツールとして捉えるもの。
■学んだこと
哲学は幸福な人生を営むために必要な思考法で、どう活用するかが大事。
目的達成のために人生があるのではなく、今この瞬間に意味を見出し、楽しむためにあるもの。 -
ああ、そうだったそうだった!と頷きながら読んでしまった。哲学を通った人間が、ざっくり見直したい時や頭の中を整理するのに適しているなと思う。