はじめての構造主義 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • プハーッ。聞き慣れない単語と話でお腹いっぱいになりました。世の中には自分が全く考えたこともない事をマリアナ海溝より深く掘り下げて考える人達がいてるし、マリアナ海溝まで潜って行って一緒にあーだこーだと議論する人たちがいる、という見識を得ただけでもこの本を読んだ甲斐があった。
      自分が考えた事は、実は自分が一から生み出した物ではなくてその背後に隠れている社会的な構造が大きく影響してるって考え方が面白くって構造主義に興味が湧いて読み出したんだけど、考えたらほんまそうやなぁと思う所は沢山ある。
     関西人がみんな面白いことばかり言うっていうのとかは吉本とか松竹の社会的構造が関係してるのではと思うし、関西の各家庭に必ず一台はたこ焼き機あるって言うのもまたしかりやろう。え、違う?しらんけど。

  • 構造主義の入門書は「寝ながら学べる構造主義」に続き2冊目。途中までふむふむと面白く読み進むも、数学のいろいろがでてきたあたりから、はあ?となった。わたしの理解力の問題か?

  • 数学と関係が深いのか。どうりでブルバキが出てきた。

  • 中学生のとき読んだのが、寝ながらわかる構造主義だとわかった。

  • 結局のところ、構造主義ってなんなの!?というのが残ってしまった。人類学や神話学のところは面白かったが、数学の話になってからが、さっぱり苦笑 レベルが足りないですかね。文体はそこらへんにいるお友達に話かけるようでグッド。

  • 「野生の思考」をぼちぼちと読んでたのだが、どうにも歯が立たないので中断して読んでみた。
    本文の8割がたはレヴィ=ストロースの紹介で、「はじめてのレヴィ=ストロース」と言ってもいい内容。フーコーとかラカンとかを期待すると拍子抜けするが、構造主義と言ったらなにはともあれまずはレヴィ=ストロースなのでアプローチとしては正しいんじゃないか。
    内容的にも、構造ってつまりなんなん?というところをかなり解きほぐしてくれているので、実際にレヴィ=ストロースの著作を読むときの見取図になりそう。この見取図を頭の隅に置きつつ「野生の思考」を読めば少しは理解できるかもしれない。
    7

著者プロフィール

橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう):1948年生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京大学大学院社会学部究科博士課程単位取得退学。1989-2013年、東京工業大学で勤務。著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『教養としての聖書』(光文社新書)、『死の講義』(ダイヤモンド社)、『中国 vs アメリカ』(河出新書)、『人間にとって教養とはなにか』(SB新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)など、共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』『おどろきのウクライナ』(以上、講談社現代新書)、『中国共産党帝国とウイグル』(集英社新書)などがある。

「2023年 『核戦争、どうする日本?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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