先生の白い嘘(1) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 全8巻、読了。

  • 人の感情の奥深くにあるどろどろしたものの描写がうまいなと思いました。
    もっと元気にあるときに読もうと思いました。

  • 真面目そうな女性教師・美鈴

    ●常に違和感を感じながら生きてきた美鈴
    ●実は友だちの美奈子の彼氏・早藤君とはセフレ
    ●担当クラスの生徒が人妻と関係を持っていることを知る
    ●男と女の責任の重さについて考える美鈴

  • 良くも悪くも考えさせられる。

  • 茜さんのコミック好きです

  • 性被害にフォーカスが当たってて、男女間における差別が特にテーマになってはいるけど、いろんな意味での"暴力"(他者to他者、自己to自己のベクトル的にも)がいかに人の尊厳を奪うかが濃密に描かれている。
    それぞれのキャラクターが立ってるからその心理描写や言動の理由に唐突感がちょっとあったり、傷ついた自己、トラウマからの回復の方法や過程については少し物足りなさがあったりはするけど(まだ未完だし)、それを余韻にできるバランスがむしろ素晴らしいのかも。ただ余韻残り過ぎて自分の現実が侵食されてしまう感が...いかん...

  • 『先生の白い嘘』
    現状、社会に蔓延している不平等さへのフォーカスの当て方がとても秀逸な作品。
    ただの男と女の物語以上に、実際はもっと複雑で、グラデーションに事実が存在している。
    冒頭にあるように、愛される者と愛されない者が居る。
    その、常に『でない方』は、幸せになれないのだろうか。
    幸せへの執着と、性と、責任と、人間であることと、暴力。
    悲しい顔をしている者が可哀想なわけでもなく、
    暴力を振るうほうが、何も考えていないわけでもなく、
    不幸だから思い詰めているから、何をしてもいいんじゃない。
    自分を、他社を、どのように認めていくかを考えさせられた。
    善悪と強弱の性質は違う。そして、弱さをも飲み込もうとする空洞の恐ろしさ、みっともなさと醜い愛しさがそこにある。凄く好きな漫画になった。

  • 性の不平等さを描いた話題作、というのは聞いていたけれど、極稀に、のめり込むような吸引力を持った漫画の存在を感じる。この作品も、その中の1冊。

  • 新妻くん……。

  • 1~5巻まで2度読んで
    これは「性被害の話」って分かった

    ----------------------
    P166
    生きてるだけで
    こんな目に遭う
    私が
    女のせいで
    女が
    女というせいで

    P175
    知らないの?
    女が正しく生きられないのが
    誰のせいか…

    P177
    よく…
    わかんないですけど
    男ってだけで先生がそんな
    怒ってるなら悲しいです
    だって俺
    男に生まれたくて生まれたんじゃないし
    先生も好きで女に生まれたんじゃないわけで
    両方選べないのは同じなら
    男とか女だとかで
    争わない方法があるんじゃないですか
    なかったら
    俺も先生もこの先救われなさすぎます

    ---------------------

    あんまり使いたくない言葉だけど
    「女性のめんどくささ」がある。
    確かにひどい目にあった過去があり、
    心に深いキズを負った。
    でも、敢えて誤解されるのを承知で
    距離を置いて言うなら
    「被害妄想的」

    なんでそんなひどいこと言うかと
    いうと、「救いがない」から

    確かに僕は、男性だから
    「性被害」にも「痴漢」にも
    いままで無縁できた

    見ないふりしようとは思わない。
    ただ、男はみんな「鬼畜」ではない。
    それも真実だと思う

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著者プロフィール

1981年生まれ、漫画家。2004年デビュー。主な作品に、『先生の白い嘘』(講談社)、『地獄のガールフレンド』(祥伝社)など。「ダ・ヴィンチ」で『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』、「週刊SPA!」で『ロマンス暴風域』を連載中。ツイッターはこちら→@torikaiakane

「2018年 『漫画みたいな恋ください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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