なんでこんなの借りちゃったかな…と自己嫌悪に襲われる作品。
イタリアの、日本の劇画(北斗の拳)が好きな連中が撮ったというグロアクション。
顔面を犬に食われ、キモイ姿で生存装置を装着しないといけなくなった男とその息子たち。
ある女を、借金の返済が遅れたっつー理由でガソリンぶち巻いて丸焼きにします。
しかも、その後わざと死なないように施術して放置。
それを発見して怒り狂った男の復讐劇、という、まあ大した話ではないんですが
なぜか背中に人面疽っぽい悪魔が憑りついたこの主役の男。
白目をむいてパンチのみで敵を殺しまくります。
…まくる、というほど派手な戦闘はないけど。
で、その人体破壊の様がグログロで大変、って話なんだけど
まぁCGの若干つかってるけど、大半は昔ながらの作り物で。
うーん、なんかその辺は90年代初頭に
「力王 RIKI-OH STORY OF RICKY」なんかですでにわれわれが通りすぎて忘れようとしている奴じゃないですかねー。
ロックバンドで言えばGWARとか、そりゃー大好きでしたけども。
ま、ただ北斗百裂拳チックな描写は実写版「北斗の拳」より全然よかったけそね。
(連打で相手が浮いたりして)
あと、敵に対しての指さしポーズとか、本当に好きなんですね、あなた。って感じで。
その辺が見れるラストバトルだけならそれなりに評価できるんだけど、
(20年前だったら、そこだけで許せたかも)
…それまでがつまんなすぎてやっぱ駄目だわ。