- Amazon.co.jp ・電子書籍 (401ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
長い間、たな晒しになっていた、池井戸潤の「ルーズベルトゲーム」を読み終えました。
何故読みかけのまま放置されていたか、理由は一つ。
登場人部が多いことです。私の記憶能力は5本の指で数えれるくらいがやっと、
それが両手以上となるとかなりの決断が要ります。
で、やった方法が出てきた人物に赤線を引き、ドッグイアすることです。
暇な私が2日もかかったのはこのためでもあります。
まあ、そんなことはさておき、この作家は読ませるツボを心得ていますね~
1/3ぐらいから、どんどん私を引きずってくれました、面白かった~、よかった~
IT関連企業のメーカーが業績不振に陥り、リストラを余儀なくされる。
この会社は社会人野球チームも持っており、その経費も当然その対象となってゆく。
その弱みにつけこんだライバル会社が乗っ取りにかかるといった内容です。
ついに開かれた株主総会で、その会社のある役員が、
「会社はみなさん株主のためにある。それはそうでしょう。
でも一方で、そこで働く従業員のためにも存在します。」
考えさせられますね~
この作家の良い所は単なるエンタテインメントに終わってない所ですね。 -
納得のいく結末だった。
野球好きでないと、読んでてつまらないと思う。
時間があれば、ドラマも見てみたい。 -
ルーズヴェルトゲーム-野球における、七対八の試合。
アメリカのルーズヴェルト大統領が、野球は七対八の試合が最も面白い、と話したと言われついた名称。
業績悪化からくるコスト削減に翻弄される青島製作所。
負け続きの野球部と共に、ルーズヴェルトゲームさながらの巻き返しを図っていく。
やっぱり、池井戸さんの本は中小企業の底力を感じられていいですね! -
予定調和な物語で、読後の爽快感や読了した達成感とは無縁かもしれないけれど、池井戸さんらしい読ませる本だなーと思った。
前半から中盤は栞を挟むことができずに、300ページくらい一気に読んでしまった。
文体とリズムが秀逸なのだと思う。 -
社会人野球チームの存続をめぐるお話。
チーム側、企業側の両方の視点から描かれているけど、ちょっとバランスが一方に偏り気味。
面白いんだけど、物足りなさも感じてしまった。 -
企業とその野球部の存続を賭けた攻防。読了後ドラマのキャストをみたら、だいぶイメージと違った。
-
各々が自身の役目を果たして、終盤から逆転していく王道展開ですが、サクサクと読めて面白かったです。