個人的な体験(新潮文庫) [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
3.85
  • (4)
  • (11)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 112
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (276ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冒頭の暴力シーン、教壇でゲロ吐いちゃう、「火見子」という名前、など素晴らしいところがある。ラストの「*」の得体の知れなさ。

  • この人の本はいつの時代でどこに設定されているかを書いているのにも関わらず異世界のようである。人間が骨まで晒されるこの人の作品は人間して魅了してやまないと思う。不思議な本だった

著者プロフィール

大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。

「2019年 『大江健三郎全小説 第13巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大江健三郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×