鉄の骨 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (378ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ゼネコンのお話。業界的には縁があるので、読んでいるうちにどんどん引き込まれてしまった。
    池井戸さんの作品は結構好きだと思う。深いところまで書いているようで、案外助長な部分が無く、読み手の好奇心と創造性を掻き立てるものがあると思う。贅肉を削ぎ落としたシンプルな感じが、読みやすさにつながっているのかもしれない。

  • 今なお残る談合。
    単なる情報交換なのか、入札価格の釣り上げなのか。

    競争力がついてきたゼネコンであるが、日本の市場規模を思うと先行きは明るくないよね。

  • ゼネコンの談合がこんなに面白く読めるなんて!
    二人の男性にあいまいな態度の萌以外は、善人悪人登場人物みんな好き。
    母と三橋の流れに逆らわず生きてきた結果の切なさが心に残る。
    流れのままに生きる天皇より、真の恐ろしさは大仏様。
    平太、もう少し談合課で西田らとやっていってほしいなぁ。
    尾形と対峙できるぐらいまで。

  • 中堅ゼネコン入社4年目の若手社員が公共工事の入札を巡って奮闘する話し。談合に巻き込まれ理想と現実のギャップに葛藤しながら成長していく姿が頼もしいです。建築業界の一面がのぞけました。主人公の彼女との話しもリアルでハラハラしながら読めました。

  • 談合の必要悪に悶える若手ゼネコンマンの感情の機微を捉えた良作。談合を裏で取り仕切る影のフィクサー三橋の仕事観がしぶい。
    「サラリーマンは自分がいなければ会社が回らないと思いこむ(中略)実際は、サラリーマンは代わりの効く部品に過ぎない(中略)だが、サラリーマンは部品である前に人間だ。人間として正しく魅力的であれば、設計図に無い部品になれる。」

  • 休みを利用して一日で一気に読み終わりました。

    仕事を進める上で綺麗事では片付かないことが多々あります。

    つい先日も、仕事でそういう場面に出くわしました。その時自分はどうしたか。どうにもこうにも対処のしようがないと思って、周りの関係者の方々にお詫びして、終了させました。

    良かれと思っても、自分には変えるだけの力はありません。そういう言い訳をしている時点で、それほど変える気がないのかも知れません。自分が気付いていないだけで、別の所でもっと大きな思惑があるのかも知れません。

    お詫びの際に「いつかこのシステム変えて見せます」と書きかけたのですが、止めました。

    現状納得いかないシステムを変えたい思いはあります。変えたいという思いと、どうせ変えられないという思いが、交錯しているのが現状です。

  • 池井戸さんの本は好きなので色々読んでいますがこれはイマイチでした。
    これまでに読んだ下町ロケットや空飛ぶタイヤ、半沢直樹シリーズのような爽快さは得られません。
    他にはない恋愛の要素もストーリーに絡めているので何か中途半端さを感じました。
    しかも最後は競合他社を出し抜いて公共事業を落札とはね、、汗
    うーん人にはオススメ出来ない本かな。

  • 吉川英治新人賞の池井戸さん本。建設業界というあまり縁がなかった業界だが、池井戸さんの手にかかるとこんなにも面白いエンタメ小説に。さすが。
    中堅ゼネコン一松組の4年目社員、富島平太が現場から業務課(別名「談合課」)へ異動するところから話は始まる。業界の悪しき風習の談合は、生き残るための必要悪なのか。「談合」というテーマを、ゼネコン・銀行・政治家・東京地検など多角的な視点で示している。
    今回驚いたのが、平太の彼女で銀行勤務の萌が、先輩エリート銀行員に惹かれ揺れる部分。女性じゃない作者が、女の心の移り変わりをここまで精緻に表現できるとは。仕事ができる男性は格好良く見えてしまうものです(笑)

  • 終わり方が物足りなかった。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家になりたいと思っていた。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。

以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、非常に高い人気を誇る。

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