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- / ISBN・EAN: 4988104850003
感想・レビュー・書評
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「疎開先でも探そうかな〜」「私の分も探しておいて」引っ越し先探すみたいなノリで言うの…?驚き。時代の違いをこのセリフで1番痛感した。
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初代、原点
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初めて見た。きっとちゃっちいだろうとタカをくくっていたけれど、怪獣映画を見てこんなに胸が苦しくなるなんて。ゴジラ自身がその巨大な存在を持て余しているようなわびしさと、戦後まもない頃にもろに戦争と核兵器を主題化した人間ドラマ。水中で人間とゴジラが対峙する場面など、圧巻。
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ゴジラの咆哮とあの有名なテーマ曲のみのオープニングがもう、死ぬほどしびれる。
特撮は昔のアレだからもちろん今と比べたらチープですが、シリアスな物語、テンポのよい展開、モノクロの重厚さがあるのであまり気になりませんでした。
初めてしっかりゴジラが出てくるシーン、昼間ににょきっと出てくるあたりが逆にリアルな気がしました。とんでもない規模のできごとって、唐突にやって来るもんな。
熱波を吐く前にチリチリッと背びれが光る細かい芸もカッコいいよなあ。 -
水爆実験により生息域を破壊された巨大生物が日本を襲うという物語。
本作を初めて観たのは「vsデストロイア」公開に先駆けてリバイバル上映された95年。
古い作品だから仕方ないという言葉で片付けてしまえばそれまでですが、その当時から明らかなラジコンやミニカーと判る特撮で、デジタルリマスター版だと更に際立ちます。
また、同じシーンの使い回しも目につきました。
ラストは核兵器に対する警鐘を鳴らして締めくくっています。
よかったらチェックしてみて下さいな♪ -
間違いない大傑作。当時の日本でなければ作れない作品だろう。
これを子供の頃に見ていたら人生観に影響も出ただろうから、大人になって観て正解だった。
とても怖くて、とても面白い。
こんな作品が日本で60年前に作られていたことが誇らしい。 -
やっぱ凄いな、格別。
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ハリウッド版ゴジラの公開とゴジラ誕生60周年を記念して、ゴジラシリーズが見直されている。1964年公開の初代「ゴジラ」もデジタル処理により映像を鮮明化。そのデジタルリマスター版「ゴジラ」をBS放送で鑑賞。
60年前の作品だから、子供だましの幼稚な特撮だろうとなめていたが、なかなかの迫力と見応え。特にゴジラが東京をぶっ壊すシーンは想像以上の完成度とリアリティー。ミニチュアとぬいぐるみによる特撮は、今のCGと比べてぎこちなさはあるが、それが逆に新鮮。火薬が爆発するたび、見ているこっちがゴジラの中の人を心配してヒヤヒヤする。CG映画にはない映画鑑賞の楽しみ方だ。
人間ドラマ、社会ドラマとしても、おもしろい。役に立たない自衛隊、報道に命をかけるマスコミ、尊敬される医師と科学者、これが当時の世相なのだろう。そして、凶暴なゴジラをサンプルとして注目する生物学者に、ゴジラ抹殺の武器が戦争に使われることを心配する化学者の苦悩は現代にもつながるテーマだ。
何よりも、娯楽性のある巨大怪獣映画とみせかけて、実は怪獣を核兵器に例え、しかもその怪獣自身が人類の創りだした核の被害者でもあるという設定がすばらしい。