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- / ISBN・EAN: 4580189028706
感想・レビュー・書評
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疎遠だった親子の物語。「いつか大傑作を出版するぞ」と、いつも広言しつつも、社会の底辺で生きる父。自分の道を失いかけている息子。派手な映画ではないが、あたかも小説を読んでいるかのような、しっくりとする映画。
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デニーロが再びタクシードライバー役!という情報に釣られて観たら、特にタクシードライバーは重要な要素ではなかった。
揺れ動くポール・ダノの機微とデニーロの貫禄。ともに作家を目指し、父親は底が見えた才能でいつまでたっても完成することができない一方、最後に息子が売れてしまうのが悲しい。父親は終始虚言症のように虚勢を張り続けるが、息子が自分を押し殺してそれに最後まで付き合う決心をしたシーンに泣ける。
古くはホールデン、ムルソー、アダム・ポロ、最近はPC遠隔操作の犯人をはじめとする幾人もの変人。彼らは自分では嘘をついているともりはなく、一般社会では変人なのだけど、虚勢を張ることでしか自分を保つことができないし、そういった普通では理解されない自然行動は何となく分かってあげたくなる。どこかで自分に満足してないし歳をとっても、子どものように自分は今とは違う存在になれるんだと信じてる。
自殺した母親について子どもに語ったデニーロの台詞、「なぜ自殺したかよりも、なぜあの時まで生きたかの方が重要なのかもな」というのはなかなか深い。 -
スターchで視聴。
スターchで放送されたものとタイトルが違います。
実際映画見た感じと、ジャケットの雰囲気が違うので驚きました。
映画の内容が良かっただけに残念です。