1日で読めてわかるTCP/IPのエッセンス (NextPublishing) [Kindle]

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  • インプレスR&D
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感想・レビュー・書評

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  • まさにエッセンスで、必要最小限のもののみ記載されている印象。初見でこれを見て理解するのはなかなか難しいと思うので、別でインプットして、そのまとめや思い返しとしてサラッと見るのがよさそう。そつなく書かれている。

    TCP/IP、プロトコル、階層
    データグラム、IPアドrス
    ARP、ICMP
    ルーティング
    ポート番号
    UDP
    TCP、シーケンス

  • 1日で読めるけど分からないです。
    入門書では無く、既に知っている人への思い出し程度の内容です。
    全体を網羅しようとしているせいか、詰め込みすぎてかえって難解になってしまっています。

  • TCP/IPにまつわるプロトコル(IP/UDP/TCP/ARP/ICMP)の、基礎的な仕組みを説明した本です。

    読み始める前は「1日で読めてわかる」という表題から、身近な利用場面に重ねて解説するスタイルをなんとなく想定していました。
    実際にはそのような切り口ではなく、プリミティブな通信の仕組みを図解を交えつつ紹介する形になっています。
    ですので利用シーンを思い浮かべて、スラスラ読めるような本ではないかもしれません。

    ネットワークの基礎的な仕組みに興味が湧いてこの本を手に取った読者にとっては、押さえるべき点を誠実に解説した良い本だと感じました。

  • IP: ネットワークの間でのやりとり
    TCP(UDP): アプリケーションの間でのやりとり
    ネットワーク方式は定めない。イーサネットとか無線LANとか

    ----

    IP
    ルータを使ったデータ伝送
    IPデータグラムで伝送
    IPデータグラムは、ネットワーク方式のMTUで分割される
    127.0.0.1は自分自身を指すループバックアドレス
    255.255.255.255はネットワーク内の全ノードに送るリミテッドブロードキャスト
    XXX.XXX.XXX.255はXXX.XXX.XXX.0上でブロードキャストされるディレクテッドブロードキャスト

    TCP
    IPデータグラムにポート番号をくっつけて、エラー処理とかもする。
    順序の狂い、データの欠落に対応
    ストリーム型

    UDP
    IPデータグラムにポート番号をくっつけるだけ
    エラーの回復とかはしない(アプリケーションで実装しないとダメ)
    データグラム型
    主な場面は、
     データが少ない
     TCPで扱えるよりも高度な処理が必要でアプリケーションとして実装しないといけない
     リアルタイム性が求められる
     複数の宛先に送信(TCPは1対1通信)


    ARP
    IPアドレスとMACアドレスを対応付ける

    ICMP
    エラー通知、診断、制御
    主要な用途はエラー通知
    診断もする:pingはICMPエコー要求/応答機能を使ってる。
    ICMPリダイレクトメッセージは、無駄な中継を通知してルーティングを最適化するもの

    DHCP
    IPアドレスの設定を集中管理

    SNMP
    スイッチ、ルータ、コンピュータなどのエラー、統計情報を収集、管理


    イーサネット
    イーサネットフレームで伝送
    1つのネットワーク内で通信、ルータを越えない

    ----

    IP

    CIDR
    ネットワーク部のビット配分を階層的に扱う、多数のネットワーク宛のルーティングエントリを小数のエントリで代表する
    ルーティング情報が集約されるのでデータ量が減る
    CIDR記法:クラスレスなIPアドレスで、ネットワーク部とホスト部を区別する

    ルーティングプロトコル
    組織内(IGP):RIP2、OSPF
    それぞれの組織=ASの間でのルーティング情報の交換はEGPで行われる、EGPの具体的な実装はBGP4

    NAT、NAPT
    ルータがインターネットにアクセスする形で通信する

    L3スイッチ
    中継処理をハードウェア的に行う(ルータはソフトウェア的)。
    処理能力は高いけど複雑な処理はできない。
    イーサネットのインターフェースしか持ってない。

    デフォルトゲートウェイ
    宛先不明の送信をする時に使うルータ。
    (1つのネットワークに2つ以上のルータがつながってることはあり得る。)

    ----

    TCP
    TCPはフラグがキモ
     SYNでスタート、ACKでやりとり、FINで終わり。
     SYNは、シーケンス番号の同期(sync)

    シーケンス番号で欠落と順序の狂いを検知

    3ウェイハンドシェイク
    syn -> ack/syn -> ack

    アクティブクローズ:FINを送って終了
     ハーフクローズ状態:FINを送ってから、FINが送り返されていない状態。受信はできるようにしておく。
    パッシブクローズ:FINが送られて終了

    TCPのコネクションは、IPアドレスとポート番号に加えて、接続側のIPアドレスとポート番号でも区別される。

    フロー制御
    受信側のバッファが溢れないようにする。ヘッダのうち、ウィンドウサイズを見ることで実現できる

    輻輳制御
    ネットワークが混雑しすぎないようにする。
    スロースタートとECN。ECNは対応していない機器もある。

    MSS
    最大セグメントサイズ、あらかじめきちんと設定しておけばTCPセグメントを収めたIPデータグラムをMTU以下にできてフラグメント処理を避けられる

    SACK
    一部の欠落を検知して、(欠落以下すべてではなく)欠落部分のみを再送するためのもの


    IANA
    ポート番号を管理する組織

  • まとまっています

  • 全然1日で読み終わらなかったけど、トピックごとにちゃんと説明されてて良かった。

  • かなり易しい。IPv6 は入門すらなかったのがちょっと残念。

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