ソウルガールズ [DVD]

監督 : ウェイン・ブレア 
出演 : デボラ・メイルマン  ジェシカ・マーボイ  ミランダ・タプセル  シャリ・セベンス  クリス・オダウド 
  • ポニーキャニオン
3.50
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  • (1)
本棚登録 : 71
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013678064

感想・レビュー・書評

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  • ソウルミュージックとは虐げられた民族や人種の心の奥から溢れ出る音楽ってわけじゃなくて、それぞれの心の故郷の音楽でいいんじゃない。

  • アボリジニの差別については初めて知った。彼女たちの力強さは凄いと思う。デイブに出会った事で、ソウルミュージックを知り、ベトナムで成功したのは奇跡なのだろう。ベトナム戦争や、キング牧師の死などの時代だが、当時はオーストラリアでは、偏見が根強く残っていたことがわかる。テーマとしては難しいが、彼女たちの歌と思いが伝わり、あっという間に見終わってしまった。

  • オーストラリアでその昔、アボリジニという先住民に対する迫害があるったことはぼんやりとは知っていたけど、この映画の冒頭で現実の一部を知る。

    「これはもしかして重いやつ?」

    って思いながら観てたけど、それらはアボリジニの現状を伝えるだけに留め、映画自体はアボリジニの3姉妹と従姉妹を加えた4人娘がベトナム戦争中のアメリカ軍への慰問ツアーをし、歌手になって今の生活から抜け出すという夢を掴もうとする話。

    比較的切り口としては重い題材を扱っているが笑って泣けるとっても良い映画だった。
    ラストの凱旋ステージでそれぞれのやり切った感溢れる満足げな表情が印象的。

    あと、劇中の素晴らしい楽曲に久しぶりにサントラが欲しくなった!


    4.4点

  • 音楽でのし上がろうぜ!的作品と思ってみたら、
    ベトナム戦争真っ只中の前線慰安の
    契約音楽グループとしてのアボリジニ女性の
    実話ベースのお話。

    文化や芸能が持つ、人種の垣根を越えた力は
    ともすれば火薬やお金の前に
    その輝きが失われ力を失ってしまいそうになるけれど、
    わずかばかりの勇気と
    人の持つちょっとばかりの思いやりの心で
    どんな武器よりも強いその人を守る力になる。

    人種や民族の違いを憎むのでなく、
    己の属する場所を大切にしながら
    戦地を音楽と供に巡った描写は我々日本人に
    全く現実味がない。
    これからの日本はどんな方向に行くのか。
    本当に奪い取る外交は必要なのか?
    戦地でクスリで平静を何とか保とうとする兵士、
    傷ついて虚ろな瞳の兵士、
    それらを生み出すことを承知で得られるものが
    何なのか、守るものが何なのか、
    もっと詰めて話し合わねばならないのじゃないか。
    平和なエンドロールを見ながら、
    そんな物思いに沈む。

  • 本国オーストラリアで大ヒットを記録した、アボリジニ初の女性ボーカルグループ・サファイアズの実話を元にした音楽ドラマ。
    人種差別やベトナム戦争という過酷な状況の中、音楽と出会い人生を切り開いていく女性たちのシンデレラストーリーを描く。

  • アボリジニ初のボーカルグループがモデルということで、差別や逆境の道のりか思ったが、意外とトントン拍子に進んでたな。きっと実際は困難がたくさんあったのだろうけど。
    肌の白い従姉妹と長姉との葛藤が興味深かった。

  • 意外と普通な内容だった。サラッと観られる。
    もっとミュージカル寄りなのかと思ったら、後半まさかの戦争ものに様変わりしてて吃驚した。
    主人公達が歌を通して女性ボーカルグループへと変わっていく姿は素敵だった。
    歌も知っている歌が多く、嬉しかった。

  • よかったです。
    よく知らないアボリジニの歴史をちょっと知ることができました。
    色が白いだけで連れ去られて白人の子にされるとか・・・
    ソウルとカントリーの違いはなるほど。
    世界が広がって成長した姉妹たち。

    でもあんまり後味が残ってません。
    一度見たら十分かな。

  • アボリジニについて知れた作品。

    歌も最高でした。

  • 1968年、オーストラリアに住むアボリジニのゲイル、シンシア、ジュリーの三姉妹は、カントリーミュージックで町のコンテストに出るが落選してしまう。
    コンテストで知り合った自称ミュージシャンのデイヴ、幼い頃に白人家庭へ連れていかれた従姉妹のケイと、ベトナムへアメリカ軍の慰問に訪れるミュージシャンのオーディションに挑戦する。
    四人でサファイアズを結成し、デイヴの提案で受けの良いソウルミュージックを歌うことにする。

    オーストラリアでアボリジニにこんな差別があったんだ。
    歌のシーンが良いので劇場で見たかった映画だなぁ。

  • これは実話を元にかなり脚色しているので、「話が出来すぎ」と言われればそれまでなのだが、しかし、やっぱり力に満ちた物語であって、この映画の魅力を否定できる人はどこにもいないだろう。それはもちろんソウルの持つ力もあるのだが、やっぱりサファイアズの4人の存在感、そしてマネージャー役のデイブ、このキャスティングが素晴らしい。特に最初のあたりで、街のコンテストで三姉妹が歌うところなんざ、本当に拍手してしまいましたよ。最高!

  • 1960年代、まだアボリジニへの差別が根強い中、アボリジニの姉妹が歌手になることで、自分たちのアイデンティティ、生き方を考えていく。ベトナム戦争への慰問を通して、それぞれが考え、成長していく姿がとても素敵だった。

    詳細は覚えてないが、カントリーと違って、ソウルは一言一言に戦うように魂をこめるように歌いなさいという言葉があって、黒人の人たちが、常に戦い、心を込めて歌ってきた歴史を感じた。

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