- Amazon.co.jp ・電子書籍 (341ページ)
感想・レビュー・書評
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育ての親と親しかった友人を魔導師アンジストに殺されたカリュドウ。復讐を心に誓った彼は、写本師として腕を磨いていく中で、自分の出生の秘密と真実を目の当たりにしていく――。
前から気になっていた本をようやく読みました。繊細な描写が素晴らしかったです。ただ、時系列を大幅に動かされてしまうとちょっと弱い私には、混乱してしまう部分もありました。一気に読んでしまった方が良かったかも知れません。 -
「夜の写本師」(乾石 智子)を読んだ。
これが『夜の写本師』か!ずっと前から気になっていたのだよ。ジャンルも確認せずに読み始めてしまい、おっとビックリ。普段あまり読まないジャンルではあるけれど、始まりからお終いまで滞りなくずっと面白かったと思う。
ちなみにこっちは『夜のお菓子』。 -
魔術師の時を超える読む更ける物語
時を超えて紡がれていく魔術師の物語だった。
土地に宿る魔術師の物語だった。
時をいったりきたりしていくなかで物語の輪郭が深まり、登場人物の業が深く燃えてくる感じがした。
終盤からは先へ先へと読み進み、終わり方に心地よさを感じた。
とても面白かったです。 -
最初、何だか世界に入り込めなかったけど、
終盤に加速度的にグイグイ入れた。
映像化が念頭にあるかも。 -
22/7/10〜7/30
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異国の魔法使いの物語。何世代も経て、さて果たせるのか、その復讐。
西洋の剣と魔法の世界のイメージだが、美しい情景と言葉の流れから、不穏になり残酷なシーンが繰り広げられ、まさに耽美。ミュシャが描くような美しい人間の口から海や闇が流れて出てくる。
文具好きの私には、写本師の職場シーンの描写がとてもよかった。読了後、手帳や筆をとる手つきも丁寧に、おごそかになってしまって楽しい。
魔導師など若干聞きなれない言葉に慣れて世界観に浸れるまでは、とっつきにくかったが、そのような世界が好きな人は夢中になってしまうこと請け合い。 -
幾千の世代を重ねた壮大なファンタジー。
ストーリーは面白かったし、話も良い感じにしまってて良かった
個人的に文章が読み辛かったので、そこが合わなかったのは残念。