デビュー [Kindle]

著者 :
  • 実業之日本社
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感想・レビュー・書評

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  • 高梨美和子は新人アイドル。しかし裏の顔は理論物理学と哲学の修士号を持った天才少女。彼女と彼女を取り巻く人々が芸能界の悪をくじく。短編なのでだいぶご都合主義だけど、まあ面白かった。弦理論がでてきたり、虚時間がでてきたり、ちょっとばかり理論物理学の専門用語が出てくる。

  • アイドルデビューした主人公が、実は超高学歴な物理学の博士課程に在籍しているという設定。
    その主人公の周りで起こる芸能界らしい事件を、彼女を支える仲間とともに解決していく短編集。
    だいたい主人公がピンチに陥ったときに、その場で解決策はないか考えているが、自分自身で状況を打開できたことは少なく、空手かの長谷部さんが助けてくれることがほとんど。彼が主役?
    天才なら、計画の段階で完璧なシナリオを描いて欲しいものだった。そうするとドラマにならないんだが。

  • Kindleストアで移動中にサクッと購入した作品。
    いわゆる「困った時の今野敏」(^^;)であり、タイトルだけで
    買っちゃった(^^;)。

    後から調べてみると、初出はなんと1992年。かなり初期の作品
    ということになる。これまでカチッとした警察モノしか読んで
    こなかったのだが、こちらの主人公は19歳のアイドル。もちろん
    単なるアイドルではなく、実は理論物理学と哲学の修士号を持つ
    天才という裏(?)の顔を持つ。

    この主人公とその周囲の人々がちょっと厄介な事件を解決して
    行く、という短編集。まぁ、素材がアイドルでもやっぱりこう
    なっちゃうわな(^^;)。

    さすがに最近のハードボイルドな雰囲気は皆無で、文章に関して
    は良い意味でも悪い意味でも初々しさを感じる。こういうのを
    書いていた人が、後年には「隠蔽捜査」を書いてしまうのだから、
    作家のルーツを探るのは止められない。

    ただ、思ったより古さを感じないのが不思議。
    例えば今現在でドラマ化したとしても、普通に人気出そうな気が
    するんだけど・・・。バカを演じられる知性派アイドルが居れば成立。
    戸田恵梨香あたりかなぁ?

  • 「隠蔽捜査」シリーズの著者ってことと,何かのセールで安かったから買ったのだと思ったが,安いミステリー。設定も子供だましだし,ストーリーも薄っぺらいし,正直オススメしない。

  • □ 1466.
    〈読破期間〉
    2014/5/8~2014/5/11

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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