チェ・ゲバラ伝 増補版 (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ・9/23 漸く読了.社会主義者のイメージが強かったけどつまりは帝国主義に対する革命を目指してたということなのね.でもどうしてもその後は社会主義共産主義にならざるを得ないのが納得いかないよね.でもこんなに有名な人の人生を知らなかったのはまずかったと思う.読んでおいてよかった.何が彼をここまで駆り立てたんだろう.反米ってだけで思想も体制も違う社会主義国と連携することに違和感がなかったのだろうか.アメリカの帝国主義もひどいけど中国ソビエトの民衆を抑圧する全体主義も彼が目指した革命ではなかったのではないだろうか.

  • キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの伝記のような本。
    ちょい著者の思い入れが強すぎる気もしますが、チェ・ゲバラに対する予備知識の少ない僕にはなかなか勉強になりましたし、面白かったです。
    彼の青春時代と、いかにして革命思想に目覚め、カストロたちとともにキューバ革命の中心を担って行き、革命を成功へと導くか。バティスタ政権打倒後のキューバにおいて、一政治家として新たな闘いに奮闘する姿。帝国主義に徹底して反抗し、キューバを離れる決断をして書いた「別れの手紙」、そしてコンゴとボリビアでの革命蜂起の失敗、最期の瞬間まで、チェ・ゲバラという稀代の革命家の一生が大凡わかります。
    とことんまっすぐで正義感が強く、強い意志を持ち、勤勉で、冒険心に富み、博愛的であった、この本の中のゲバラはあまりに魅力的。
    少なからず著者の思い入れによる誇張はあるでしょうが、きっとゲバラ自身が書いている「理想のゲリラの姿」に一致するんでしょう。

    キューバ革命の闘いを書いた一冊としても面白いです。キューバに行く前に、読んでおいてよかったと思いました。

  •  キューバ革命の闘士というイメージで有名なゲバラの伝記。書かれたのはゲバラが死んで4年後の1971年というからリアルタイムに近く、時代の熱気がまだ残っている印象だ。この本は翻訳ではなく日本人である著者が自分で現地取材や関係者へのインタビューなどを行った上で執筆されたもの。そのためかゲバラが日本を訪問した際の行動は必要以上とも思われるほど詳細に書かれている。

     アルゼンチンの名家に生まれて医者になりながら、中南米を放浪して貧しい庶民の暮らしを体感し、闘争に人生を捧げた革命家(本書によれば革命家という肩書きは本人の意図するところではないようだが)。キューバが社会主義国になったため社会主義者と思われがちだが、基本的には反米活動家と言った方があっているようだ。

     すでに語り尽くされたことだが、キューバで革命を成功させ国家のNo.2の地位を手にしておきながら、あっさりとそれを捨ててボリビアのゲリラと合流し戦って命を落としたというその生き方は、ただひたすらかっこいいとしか言えない。

  • テレビで名前を聞いたことがあったので読んでみました。別に革命や共産主義に目覚めたわけではありません。

    革命とまではいきませんが、今の部署でこういう組織だったらいいなという構想はあります。今の身分では確実に叶えられそうにないと思っています。でも、今でも何かできることがあるのではないか、そう思わせてくれるような本でした。

    そういう思いを忘れないようするために、デスクトップのスクリーンセーバーをチェ・ゲバラの写真にでもしようかと思います。変な風に捉えられること必至だと思いますが。

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プロフィール

一九三一年東京生まれ。旧制横浜高商(現横浜国立大)卒業後、読売新聞社に入社するが退社して作家生活に。六七年『風塵地帯』で日本推理作家協会賞を、六八年「聖少女」で直木賞を受賞する。推理・サスペンス小説、スパイ小説、歴史小説、伝記小説など広範囲なジャンルで硬筆な筆をふるう。

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