機動戦士ガンダムＵＣ４　パラオ攻略戦 (角川コミックス・エース) [Kindle]

著者 : 福井晴敏

制作 : 矢立 肇  富野 由悠季 

• KADOKAWA (2014年4月26日発売)

感想・レビュー・書評

[餅屋さんの感想 · 2022年12月7日]

シリーズ４冊目、ガンダムは敵！▲ネオ・ジオンの拠点＜パラオ＞に連行され、人造ニュータイプとの戦いの果てに何を見るのか…？▼ニュータイプと強化人間の共感力に違いはなく、前者は主人公であり、後者は深い悲劇を背負いドラマを紡ぐ。と言うガンダムあるあるを踏襲する。バナージの問いは、ミネバに良く響く。リディ少尉にも。マリーダさんは…。捕虜とは言えないバナージの扱い「姫様を助けるために行動をおこした。それに見合った待遇」うまい説明もすべては赤い掌だとは。アニメ非採用ハイパーメガ粒子砲のバカ設定には苦笑い（2008年）

[kiabmgru48さんの感想 · 2015年7月28日]

バナージとマリーダの意識共有シーンが特に良かった。
「分かり合える人」というニュータイプの定義にそった展開が具体的に描かれていたし、強化人間の悲しさとジンネマンに従う理由がはっきりと分かり、次巻の展開が楽しみになった。

著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Ｔｗｅｌｖｅ　Ｙ．Ｏ．』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の２作目『亡国のイージス』で第２回大藪春彦賞、第１８回日本冒険小説協会大賞、第５３回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ（原作：終戦のローレライ）』『戦国自衛隊1549（原案：半村良氏）』　『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Ｏｐ．ローズダスト』『機動戦士ガンダムＵＣ』などがある。

「2015年 『人類資金（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」