脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 [Kindle]

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  • 30分以上の有酸素運動を脈絡60~70%のスピードで行うと、認識の柔軟性があがる

    30分のジョギングを週に2,3回を12週間続けると,
    遂行機能が向上することが確認された

    その他脳と運動についての事例がまとめられていた。
    ボリュームがすごいが、一読する価値はあると思う

  •  知人に教えてもらってから三度ほど読みましたが、これは多くの人に是非読んでほしい本です。
    筆者はハーバード大学医学部准教授の神経科医で、運動のすばらしき効能を説いています。
    ただ本意は、むしろ自己コントロールの薦めに見えます。非常にモチベーションが上がる本となっております。

     端的に言うと、運動は一般にダイエットと結び付けて考えてしまいますが、寧ろ脳と身体に物理的に作用する万能処方箋である、というのが筆者の考えです。

     私も、運動できる人は実は勉強もできるという俗説は聞いたことがありました。当書ではその一端をロジカルに説明し、そればかりか、運動によって認知力の向上が認められた話、、ストレス、パニック障害、鬱、ADHD、依存症、月経や閉経時の変化、加齢などにも絶大な効果がある、と説きます。

     こう書くといかにも大風呂敷を広げるようにも思えますが、運動とBNDF分泌との関連、運動とドーパミンやエンドルフィンとの関連などがしっかり説明されています。もっとも当方は20年以上前の高校レベルの生物の知識しかなく、余りついていけませんでしたが。。。

     加えてこの本の秀逸な点は上記の病理と運動についての関連や具体例が、豊富に記述されていることです。ノースカロライナのネーパービル高校での奇跡から始まり、上記の各種神経症患者がエクササイズで自己を取り戻した事例が本人の談話を交え、細かく描写されています。もちろん一つや二つの事例から法則を帰納できるわけではありませんが、話が具体的なので説得力があります。

     因みに、個人的に考えてしまったのは、なぜこのように運動が体に良い影響を及ぼすのかということです。当書のP.264で閉経時の女性が運動によりホルモンバランスを回復した記述がありました。これを筆者は「ホルモンが加齢の合図を発していても、運動が脳をだまして、生存のためにその機能を維持するように仕向けているといえる。」と表現しています。こう見ますと、運動による物理的なコンディション良化は自然な加齢からは逆行する現象であると暗に示しています。とするとなぜ人体はこのような機能があるのでしょうか。閉経という言わば生物学上最も重要な機能の一つ(子孫を残す)が終了してもなお老化をだます仕組みが残るとすれば、人間は種として子孫を残す以外にも生きる意味が生物学的に説明できるのかもしれません。個人的にはそうした別種の問いへ導く要素もありました。


     纏めますと、当書は本当におすすめです。自分の知らなかった運動の効果がバシバシ出てきます。具体例も多く読みやすいです。そして、縁の下の力持ちですが、翻訳がとても読みやすい。読んでいて引っ掛かりとか、違和感とか、全く感じませんでした。強いて難点を挙げればこのボリュームです。単行本で小説でもないのに本の厚さは優に2.5cmはあろうかと思います笑。
    コンディショニングや生物学系が好きな方はきっと気に入って頂けると思います。

  • 運動が身体でなくあくまで脳機能にとって良いのだということをひたすら述べた本。ADHDや依存症などなじみのないところは飛ばしたが、日頃の不安感や自己肯定感にとっても運動が数値を高めるということが科学的な見地から説明されているので実践してみようという気になった。
    というか実践してみたら確かに精神状態が上向いた。
    体験談でなく物質名など書かれている、それでいて専門外でも全然読めるというのが良かった。

  • 運動が、学習や脳の病気にどれほど効くのかを紹介する本。著者が医師ということで、不安、うつ、注意欠陥・多動性障害、月経前症候群、老化など、体や脳の不調への効果について紙幅が割かれている。

    なぜ運動が健康によいかといえば、人体が狩猟採集生活をしていた頃から大きく変化していないからだ。つまり、食料を得るために毎日何キロも歩いたり走ったりするのが、人体にとってのデフォルトなのである。運動が健康によいというより、運動しないのが異常なのだ。著者が健康でいるための3つの条件として、カロリーを抑え、運動し、学び続けることを挙げているのも、狩猟採集時代がデフォルトと考えると納得できる。

    ためしに出勤前に軽く運動してみたら(バーピーを30秒)、憂鬱感が軽減された気がした。不安に効くというのは、どうやら本当のようだ。ほかの障害にも本書の主張どおりの効果があるのなら、「運動が最強のソリューションである」と言っても過言ではない。とりあえず、朝のバーピーは今後も続けよう。

  • 本当にタイトル通り「脳を鍛えるには運動しかない」ということを事細かに説明した本。
    BDNF・自律神経・ドーパミンが重要ワード。短期スパンで行動すること、足の筋肉を使うことは意識してないなかった。非常に興味深い内容が多かった本。
    何度か読み直したい。

  • 一見すると関係無さそうだが、実は関係あるということがある。脳と運動の関係もそうだ。運動すると脳にいい影響をもたらす。これは何もスピリチュアル系の話ではなく、事実だ。





    著者は、「脳を最高の状態に保つには、体を精一杯はたらかせなければならない」と考えている。




    脳は筋肉と同じで、鍛えると伸びるし、鍛えないと衰えてしまう。脳のニューロンは、枝先の「葉」を介して結び付いていて、運動することで成長する。




    運動は、ストレス解消に役立ち、うつ病によく、思春期を迎えてホルモンバランスの整わない青少年の学力や素行にもいい影響を与える。




    今、コロナウイルス感染拡大に伴って各自治体が外出自粛を呼び掛けている。こういうときこそ、運動をする必要がある。体を動かすことなく、こたつに引きこもっていると足や尻に根っこが生えて動けなくなるわけではないが、体と脳と心に悪影響を及ぼすことになる。




    最初に緊急事態宣言が発令されて解除されるまで、「ステイホーム」と連日のようにメディアで流れていた。そのときに家から一歩も出ることなく、運動しないで引きこもったことによってどれだけの人が心身にダメージを受けたか知りたいものだ。





    運動することの重要さを改めて思い知らされた。

  • 人生を効率よく生き抜くために運動は必要不可欠ということを思い知らされる本

  • 運動しなければ。そう思わせてくれる本。
    この本では、運動を行う事によって、どんな効果が表れるかが、データをもとに詳しく書かれている。

    運動は、学習、ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害、依存症、ホルモンの変化、加齢といったあらゆることに対して、効果が出ていることを説明してくれる。このどれか一つでも当てはまる人は、絶対に読んだ方がいいと思う。

    著者は、様々な研究結果や事例を説明している。中でも私の印象に残ったのは、スーザンの例だ。
    スーザンはたくさんのストレスを抱えていて、ワインを飲むことで解消していた。しかし、縄跳びが好きだったことから、1階にも2階にも縄跳びを置き、ストレスを感じたら少しでも縄跳びをするようにした。すると、ストレスが軽減できたというのだ。

    これを読んで、私も早朝5分でも縄跳びをするようになった。この効果は、絶大だ。私は外で行なうのだが、外の空気が気持ちよいし、有酸素運動にもなる。

    本来であれば、有酸素運動30分以上が好ましいとされている。けれど、今は育児中のため、難しい。自分のライフスタイルに合わせて、少しでも運動を取り入れる事が大事だと思う。

    また、ニューロンやコルチゾールと入った研究に関する話がよく出てくる。印象深かったのはコルチゾールというストレスホルモン。

    ストレスを多大に感じ、コルチゾールが分泌され続けると、脳によくない影響が訪れてしまう。新しい情報が頭に残らない。すごくよくわかる。細胞もやられてしまう。免疫系に重圧がかかり、あらゆる病気に対して体が無防備になってしまう。なんてこと。ストレスを感じたら、できるだけ回避できるように意識を変えていかなければと感じた。

  • ストレスは脳の成長に拍車をかける。ストレスがそれほど過酷なものでなく、ニューロンが回復する時間があれば、その結びつきは強くなり、私たちの心の機会はよりスムーズに動くようだ。脳をハックしながら運動をする方法を考えさせてくれる本。

    詳細は下記。
    https://note.com/t06901ky/n/n0e3b2d928b7a

  • •有酸素運動はよい
    •運動=学習効率上げる
    •孤独は脳に良くない
    •有酸素運動は不安をなくす
    •オメガ3のサプリ良い
    •中程度の有酸素運動30分
    •ニンニク、玉ねぎ、ブロッコリー

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