スノーピアサー [Blu-ray]

監督 : ポン・ジュノ 
出演 : クリス・エヴァンス  ソン・ガンホ  ティルダ・スウィントン  オクタヴィア・スペンサー  ジェイミー・ベル  エド・ハリス 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.25
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本棚登録 : 99
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111145888

感想・レビュー・書評

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  • 発想はいいけどまずまず

  • ★★★

  • 前日に観たゼログラビティよりも数倍面白かった。




    ネットニュースでもテレビでも紹介されているところを見たことがなかったのに、どうしても気になるとナルが言うので観てみた作品。もちろん何の予備知識もないし、あらすじでは雪の中を走る列車(なのにSF)くらいしか想像も付かず、つまらなかったらすぐ止めれば良いかという軽い気持ちで観始めた。

    最初は設定が分からずついていくのに必死だったけど、前方車両に住む富裕層達の残虐さと不快感漂う人相に徐々に引き込まれて行く。人命に価値を持たない最後尾の貧困層達が反旗を翻すも、次から次へと訪れる絶望に観ているこっちまで心が砕けそうになる。

    そんな中、最後のシーンではこの2時間余りの絶望を全て忘れさせてくれるかのような開放感に包まれた。

    最近映画から離れていたから飢えていたせいかもしれないが、これほど気持ちを持っていかれる映画だとは思ってもみなかった。



    躍動感があるかと思いきや、次の瞬間にはスローモーションになるところなどは好みが分かれると思うが、それ以前に、ゲームの『サイレントヒル』の気持ち悪さと絶望感に映画の『300』のような重々しさと残虐さが平気な人にしか薦められない。

    でも、是非観て欲しい作品。



    ***



    後に調べてみたらカーティスは『キャプテン・アメリカ』のスティーブ・ロジャースだし、ポン・ジュノは韓国映画にしては珍しく面白そうと思った『グエムル-漢江の怪物-』の監督ともっと話題になっても良い顔ぶれだった。

    それと、知名度は低いが今後もっと出演作を増やして欲しいと思ったのがルーク・パスカリーノ。美男子という言葉が似合う爽やさが一変して、今作ではあの肉体美に誰よりも高い戦闘能力が加わって美しいアサシンになっていた。

  • 韓国人監督がハリウッド作品を撮るために必要とされているというのが純粋に凄えなあ、と。(「ラストスタンド」と立て続けに観たので)
    清水監督や中田監督の扱いとは段違い。

    園監督や三池監督は邦画を撮ってる場合じゃない!と思ったり、思わなかったり。

  • キャプテンアメリカの人って気付かなかった。予告の感じだと最後尾から爆破されるとかその手のかと思ってたら違った。車列がすごーく長くて列車の中での格差社会がすごい。最後のあれは何が予定外でああなったのかがよくわからないままでもやっと。

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著者プロフィール

1969年生まれ。映画監督。2019年『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール、アカデミー賞で作品賞を含む4部門受賞。監督作品に『ほえる犬は噛まない』『母なる証明』ほか。

「2021年 『ポン・ジュノ映画術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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