ヤンキー化する日本 (角川oneテーマ21) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 作者の言いたいヤンキー像は8割ぐらい分かったと思うが、井戸端会議的な内容だった。

  • ふむ

  • 著者というよりそれぞれの対談者のコメントによって形成されている本。明らかに著者は村上隆をヤンキー扱いするつもりで対談してただろ。

  • 日本人論に興味があり、タイトルに惹かれて読んだ。
    その根底には、電車内で口論をする中年男性や、席を争う中年女性の姿から、自己中心的なヤンキー的な人が増えているのではないかという思いがあった。
    本書は、齋藤環氏の『世界が土曜の夜の夢なら』を踏まえての対談である。
    したがって、内容的にピンと来ない所が多かった。
    前書を読んだ上で再読しよう。

  • 僕が初めて触れたヤンキー論。ヤンキー的なものが古事記にあったり田中角栄にあったり、日本人の精神性を的確に表しすぎていて、そして勿論僕もヤンキー的であるとわかって弱冠気持ち悪くなるレベル。だからどうすべきという処方箋はこの本ではまだ見えてこない。

  • 読み終わり。面白かった。今の日本の政治が「ヤンキー化」というキーワードで理解できちゃうところがすごい。都議会での暴言,安倍総理の「美しい国」,防潮堤問題,そして放射性廃棄物の処分場。ぜんぶヤンキー問題。

    今は自民党がヤンキーそのものであり(かつては存在したインテリがいなくなった),ヤンキーとは「気合いとアゲアゲののりさえあれば,まあなんとかなるべ」であり,冷静な思索や分析よりも意気込みや姿勢を重視するという,ある意味田舎っぽいスタイルのこと。バッドセンス,内輪性,ポエムな美意識などを特徴とする。

    安倍総理は冷静な分析よりも「気合いとアゲアゲ」だから靖国神社参拝ができるわけだよね〜。なるほどね〜。橋下徹もヤンキー政治家の代表例。ヤンキー先生は言うに及ばず。

    もちろん,このヤンキー化現象は政治家だけでなく,学校にも,いろんな生活場面にもはびこっているし,実は昔からヤンキー的な心性を日本人は持ってきた。(戦時中の大和魂など) 大和魂は,資源のない日本が最後に頼った「エア資源」。

    戦中から今にいたる日本がよく見えてくるな〜と思った。

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著者プロフィール

斎藤環(さいとう・たまき) 精神科医。筑波大学医学医療系社会精神保健学・教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)共同代表。著書に『社会的ひきこもり』『生き延びるためのラカン』『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』『コロナ・アンビバレンスの憂鬱』ほか多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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