ビジネスケース『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』―一橋ビジネスレビューe新書No.7 [Kindle]

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  • 「最小の資本と人で最大の付加価値をあげる」がわかる。

    一人当たりの付加価値
    "各社員が1時間当たりに創出すべき付加価値額が決められている。これは「時間チャージ」と呼ばれ、今年度の計画粗利(付加価値)額を全社員の総就業時間で割り、役職によって調整した額である。"

    キーエンス流にするのであれば、自分が生み出している粗利を概算して、給与で割ってプラスになることを心がけようと思った。
    上記は学生時代勤めてたとこのマネージャーにも言われたことで、本書を読んで戒めになった。

    最後のページの文。これはごもっとも。
    ただし、ここまで付加価値を高めることを徹底している企業だからこそ、多くの部分で自社の商品特性にとって最適化された経営を徹底している。たとえば、センサのような比較的単純な商品が主力だからこそ、若い営業部隊でも、コンサルティング営業が十分にできている。

  • キーエンスの価値創造が組織的にどのようなアプローチで行われているのかをレビューした本。
    キーエンスの好業績の理由を断片的に把握でき、とても面白かった。

  • わかりきっているニーズでなく、顧客理解を高めているので顕在化されてない顧客も気づいていがあったらよいものを提案できるから、付加価値が高い

  • 滝崎武光氏によって74年に創設されたキーエンス(当時はリード電機)。

    そのキーエンスの営業利益は驚異の50パーセントまでに至る。この本では滝崎氏の経歴については一切述べられてないので、それについて知りたい人は他の情報を参考にする方が良い。

    ちなみに、他の情報では滝崎武光氏が24歳の時に独立したことやリード電機の前に2回会社を潰している事なとが書かれていた。

    また年商1億に至るのに、リード電機創設から5年の年月をかけた事も書かれていて、最初は苦労した事がうかがえる。ただ、この辺りの経験が、今のキーエンスの強さを作っているのだろうなぁとも感じてしまう。

    さて、キーエンスの人材に投資する姿勢は、創業当初からのものらしく、素晴らしいと感じた。出た利益をある一定割合で社員に還元しており、これが社員のモチベーションになっているのだろう。

    また、安く作って高く売るために顧客視点に立つ事の徹底さも面白い。

    競合がいない際の価格の決め方は、その技術によってもたらされる相手の利益を考慮して決めるというから驚いた。ここまで理詰めで考えられた企業は類見ない。

    合理性の塊の集団がココにあるのだとつくづく感じる。

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著者プロフィール

一橋大学イノベーション研究センター(ヒトツバシダイガクイノベーションケンキュウセンター)


「2020年 『一橋ビジネスレビュー 2020年AUT.68巻2号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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