- Amazon.co.jp ・電子書籍
感想・レビュー・書評
-
特許は出願するだけならどんな内容でも可能なので、トンデモ系とか電波系などと呼ばれる変な特許は数多く出願されている(権利化されることは滅多にない)。「特殊特許」とはそういった奇妙な特許に対する著者の造語で、そういうジャンルがあるわけではない。
本書は著者が見つけた変な特許(実用新案も含む)を面白おかしく紹介するものだが、前半はそもそも権利化されたわけでもない案件ばかりで、特に読む価値も感じなかった。しかし後半では現在の特許制度のあり方や弁理士をとりまく諸問題についても解説されており、こちらはある程度興味深い内容となっていた。
私も仕事で特許の文書を読むことがあるが、あの独特な文体は理解するのが非常に難しく、読みながらイライラしてくることが多い。膨大な出願案件からネタになりそうなものを探しだした著者の努力はすごいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
担当している分野でも、たまに「こんなの出願してどうするの?」みたいな案件があります。そういう案件は、得てしてノルマ達成のための数合わせの案件であることが多いと思います。
出願には個人や部署の成果という面があるので、そういう案件が出るのはある程度仕方ないと思っています。
こちらとしてできることは、力を入れずに出来るだけスルーです。審査請求すらされずに消えて行く案件だと思っていますので。 -
言うほど特殊とは思えなかった。永久機関に関する特許をもっと知りたかった。
-
セールで購入。