アドルフに告ぐ 5 [Kindle]

著者 :
  • 手塚プロダクション
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (249ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 3人のアドルフの物語。
    各々でストーリーは進み、それがやがて一本の糸になるというのが面白かった。
    また、歴史など全く興味がなかったけれど、ラストまで読むと複雑な気持ちになる。
    迫害されていた側がやがて迫害する側に回ることもあるし、迫害していたそもそもの側も元を辿れば……等となったり。
    今まで歴史などに興味がなかったが、この作品でちょっと興味が湧いた。

  • 最初に読んだのが中学か高校の時。
    すげードラマだと感動して、その後数年は毎年一度は読み返した。
    単行本も当時のマンガでは珍しいハードカバーだった。
    電子書籍で久々に読み直したが、変わらず感動してしまう。

  • 一気読みした

  • -

  • いやぁ〜、すごい漫画です。
    勉強になりました。

    ユダヤ人というのも、まだまだ知らないなぁ。

    ちょっと描写がキツイな、大人向けかもね。

  • Kindle Unlimited で一気読み。

    3人のアドルフを通じて語られるドイツと日本。
    その中にある人種と人の境界線。
    世界に存在する人は文化的・歴史的背景から異なる正しい価値観を持ってしまう。
    でも個人ごとの人である根本的な価値観は変わらない。

    大衆的行動が多くも悲劇を生み出してきた。
    SNSは大衆的になりやすい。
    人は危険な道具を手にしたのかもしれないし、危険なコトを素早く明らかにし適切な方向へと導く道具を手にしたのかもしれない。

    大きな過ちは少人数が密室で物事を決めてきたコトの方が多い。
    非公開より公開することでより良い学びを。
    暑い夏の日に感じた。

  • 本棚に置きたいシリーズ。
    複数年に一度は必ず読む作品。

    父親からの紹介。

  • 日本語を学ぶ外国人(とりわけ留学生か)にもぜひ薦めたい名作。シリーズ最終巻。正義とは何か、考えさせられる。アドルフ・ヒトラーの出生の秘密を巡る、2人のアドルフ、そして峠の3人の物語も1945年の終戦を機に終わる…かと思いきや、まだ続いていく。

    ユダヤ人のアドルフ・カミルと仲良くしていたかった幼き日のアドルフ・カウフマンを、ここまで変貌させてしまうナチスの思想教育には今更ながら末恐ろしいものを感じる。

    戦争や思想に翻弄されていく人々の姿を通して、国家の有り様や今の私たちの平穏な暮らしの尊さに想いを巡らせる機会を与えてくれる素晴らしい作品。

  • 長く深い人生だったな・・・と思う。
    憧れであり、友であり、ライバルであり、仇でもある。こう言う縁を〝腐れ縁〝ってら言うのだろう。
    たった5巻のストーリーだったけど、本当に長く、密度の濃いストーリーでした。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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