ビブリアや古典部を読んで、前から興味はあったんだけど冊数が多くて手を出しかねていた。
ちなみにタレーランは一巻を買って趣味に合わなかった
名前を上げた他のシリーズと比べて明らかに拙い
続刊が出た事自体に驚いたクチだけど、そのまま人気シリーズになったようなので今はこなれてうまくなっているのかも
今回2016年9月の角川ニコニコフェアで合本版が安く買えそうだったので買ってみたら続編のほう…
事件簿はこの本があったけども安くなってなかったけども最初の一編を読んでみると良さそうだったので買ってみた
すると翌日にはフェアに従って二千円ほど安くなってたり…
まあ、電子書籍買ってるとよくあることではある
内容について冒頭にあげた2つのシリーズと比べると関わる事件もいわゆる普通のミステリーっぽい大がかりな刑事事件が多い
まあ人が死なないミステリーであって日常のなかでも推理考察とは違うか…
あとは意外とワトソン役の小笠原が出番のない話が多い
人間関係は進展したりしなかったりで一冊一冊読むならともかく、合本で連続して読んでると主役の男女の鈍さにイライラしなくもない
もともと恋愛要素は求めてないので、あまり絡めてこないのならそれでもいいんだけど…
事件簿Ⅰ・Ⅱ
ハイパーインフレ事件
劇中の演出だとして治安が乱れるまでと回復するまでが速い
インフレ中の出費について返還とか何もなかったのだろうか
もしそういうことが行われなかったのだとしたらとんだ片手落ちだし(作中でも描かれてた八百屋なんかどんな資産家になったのやら)行われたのだとしたら後の作品で描写されてるしたたかな政治家や雨森華蓮なんかの手管、なにより瀬戸内店長の目論見もそもそも無駄に終わったことになる
それから治安が乱れている間の器物損壊についても…
まあ気になる点はあるけどセンセーショナルな衝撃は受けた
ここまで続くシリーズになるとは思ってなかったんだろうな
事件簿Ⅲ
西園寺響事件
小室?
導入の咳やくしゃみなんかの雑音トリックが一番面白かった
事件簿Ⅳ
映画ポスター事件
嵯峨先生が主役だというシリーズ読んでたらまた違う感想だったんだろうか
意外性はあった
尾下警部補はもっと登場して葉山警部補と絡んでほしかったかな
小笠原の活躍にはじめておおっと思わされた話(ゴールデン街での追跡)
事件簿Ⅴ
フォワグラ事件
小笠原が全然出ない話
まあそういう話もたまにあるよなと思っていたら他にも結構あった
まあ喜屋武先生に萌える話でいいのではないか
このあたりは知識を蓄える前とのギャップはネタっぽかったけど、後になればちょっとうるさいくらいに繰り返される
事件簿Ⅵ
雨森華蓮事件
宇賀神警部の「ドンマイ」とか八木沢社長の「ナウマンゾウより速く走れるか試したくなった」とかちょっと冴えてるなと思った
階を変えて同じ部屋にするトリックはなかなか
だけどこの二人切り捨てるのかね?
事件簿Ⅶ
ステファニー出版事件
店を畳んで就職
これ一度きりならまだしも今後もこれやるうえに、作中時間が流れない…
べつに年取ってもいいと思うけどね
それぞれは成長してるし周囲の評価も上がってるのに
富豪の爺さんがチョイ役だけど微笑ましい
事件簿Ⅷ
台湾行
またしても小笠原は最後に出てくるだけ
まあ美玲一家が魅力的だったのでありかな
事件簿Ⅸ
モナ・リザ事件
この辺から莉子が自信なくして逃げ出す展開が増える
ミステリがメインで読んでるからとっととくっついて事件に集中すりゃあいいのにとイライラ
まあ莉子の復活にオールスターで手を貸すシーンは盛り上がった
事件簿Ⅹ
エメラルド事件
なんというのか過去話+サービス短編
ちょっと知りたかった話も書かれてて、シリーズがある程度続いたところで要望なんかもたまったんだろうなと予想
ただいつもより未熟な莉子は一瞬だけ
そして小笠原の出番はなし
事件簿Ⅺ
水無瀬事件
モナ・リザ事件でようやく意識した莉子と小笠原がまた少し進展
そこで一巻飛ばされる小笠原の不憫さよ
トリックはそんなに気に入らなかったけど、水無瀬瞬はいいキャラだと思った
華蓮みたいに助言をくれる位置に収まるのかと思ったらそんなことはなかったぜ
事件簿Ⅻ
太陽の塔事件
また東京を離れて…
作中時間は思ったほど経過してないんだけど、万能鑑定士Qの経営が心配になる
ミステリーサークルと引っ掛けた展開
まあタイトルは変わるけどここで完結させるつもりではないなと言う引き
そんなにクオリティ高くは感じなかった
攻略本
能登先生の容姿について
明治の偉人を思わせる口ひげつったらハの字髭だろう
いまいち威厳もないのが残念