さよなら、アドルフ [DVD]

監督 : ケイト・ショートランド 
出演 : サスキア・ローゼンダール  カイ・マリーナ 
  • KADOKAWA / 角川書店 (2014年8月8日発売)
3.09
  • (1)
  • (6)
  • (21)
  • (5)
  • (0)
  • 本棚登録 :73
  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111246288

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 1945年、ナチス親衛隊の高管を父に持つ14歳
    の少女ローレ。ナチスドイツの勝利を信じてい
    た彼女はヒトラー総統が亡くなったという母の
    言葉にショックを受け混乱する。やがて両親は
    連合軍に拘束され彼女は幼い弟妹たちと取り残
    される。そこで彼らを連れて900キロも離れた
    祖母の家を目指すことにします。
    ところが敗戦を境にナチスに対する風向きは一
    変し特権階級を謳歌していたローレたちは行く
    先々で冷たい仕打ちに直面する。 
    敗戦直後のドイツを舞台に両親とともにナチス
    に忠誠を誓ってきたローレの心の葛藤と成長を
    描いたドラマです。
    観ていて心が切なくなった悲しい映画です。

  • 陶器の置物達が表してるのは、敗戦前の秩序や価値観のようなものではないかな
    小鹿をあるべきところに戻す=自分たちの生活にもこれでやっと秩序が戻る、と思いきや、一度知ってしまった現実からは逃れられない
    こんなものになんの意味があるのかって、だから置物を全部踏み潰したのではないかな

  • ユダヤ人青年の描き方をもっと工夫すれば良かったかと…

  • ナチスの戦犯の子供達が必死に戦後、逃げておばあちゃんの家を目指すお話。

  •  敗戦後のドイツ。ナチスの高官だった父、そして母は連合国に出頭を命じられ14歳の少女は幼い妹弟たちと祖母のもとに向かうのだが…

     戦争に負けるということは今まで正としたことことが、全て否定され犯罪とされることでもあります。ナチスの高官の家族として、不自由ない生活を送ってきた子供たちも敗戦を機に世間の風当たりも変わります。

     そして祖母の家に向かう道中で自分の父親が何をしていたか知っていくのです。そんな彼らに優しくしてくれたのが自分が今までさげすんできたユダヤ人の青年、そして、生き抜くためには自分の手すらも汚さなければいけないことを知り、少女の価値観は揺らぎそして崩れていきます。

     祖母の家での一連の場面は少女の「知らなかったころには戻れない」という感情を様々な場面から感じさせるとても印象的なものでした。しかし、これが成長というなら、なんだかあまりにも残酷な成長だよなあ、とも思いました。戦争は当事者の辛さだけでなく、こうしたところにも波及しているのだな、と改めて考えさせられました。

  • 淡々と描かれているからこそ、逆に過酷な、悲惨な印象を受けました。ピアノの旋律が美しく、耳に残りました。現実を受け止める時間もない間に生きて行かざるを得ない子供たちがただただ悲しい作品でした。

  • 秩序の崩壊と憎しみにも近い愛
    今まで善と教えられてきたことが一夜にして逆転する恐怖、よくわかります。
    それでも人として生まれた限り、生きなければいけない。生き続けなければいけなかった。
    生に命を燃やす余り、愛のゆきどころがなくなってしまう。

  • 絶対だと信じていたことが壊れちゃうのって、しんどいよなぁ…。
    戦争はやっぱり悪い。
    そうはっきり言えるままでいたいなぁ。
    ユダヤ人に成り済ましてた青年トーマスがその後、どうなったか気になる。

  • ヒトラー亡き後のナチス幹部の子供達の話。
    当然、辛い。
    が、安易な涙は願い下げだと突き放すような作品だった。
    誰も擁護せず、淡々とカメラは回る。
    両親がいなくなり、子供だけで祖母の家を目指す道すがら、ユダヤ人の青年と知り合うのだけど、長女と彼の間に生まれるのも感傷的なロマンスではなく、薄汚れた共犯者的な感情。
    決して「いい話」にしない、というシビアな作り手の信条が感じられた。
    ラストの展開も非常に現実的で、長女の葛藤が胸に刺さった。

  • ある家族の子供たちの視点から描かれているドイツ総統の死。時代背景の説明も何もないところも、子供達の心情をリアルなものとして伝えてきた。
    後味の良い映画とは言えないけれど、考えさせられる。
    そして日本にも、たくさんいたのだろう。突然似た様な状況に突き落とされた子供達が。

全12件中 1 - 10件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする