沸騰!図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (角川oneテーマ21) [Kindle]

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  • 図書館が好きで、テレビだったかネットだったかで知った佐賀県の武雄市立図書館を知った。
    実際に行ってみたが、今まで行った図書館の中で一番いいところ。
    図書館に限らず、都市計画をする際は核となる物が必要で。
    それを地方自治体が、自分たちの街の問題や将来のビジョンに真剣に向き合って実現したまでの葛藤を記録した本。

    「今の図書館、子どもを連れていきづらいです。ちょっと声を出しても怒られるし」
    うん、確かに。僕もそういう光景は何度となく見た。子どものための読み聞かせ部屋が独立していて、児童図書にもかなりの予算を費やしていた。なのに、子どもを連れていきにくい、と言われる図書館って、何なんだろう?(P95)
    →声よりも床を踏み鳴らした音が気になる者としては、解決策としてボサノバの音楽を流したという逸話を見て、他の図書館もクラッシックとか流してくれないかな~と思う。
    ギシっという音やキュッという音が、耳障りすぎる時がある。

  • 市民価値の最大化を、できるだけ低い予算で実現する。ということが、公務員の役割。
    市民価値は、単に今聞こえてる大きな声に応えるだけではない。みんなが気づいてないことを提案することも必要。
    こういう成功例が増えて、行政がチャレンジすることに対して、市民が期待したり、応援できる国民性が養われたらいいなと。
    相当心の強いリーダーと、信じて地道にがんばれる職員が必要ね。

  • 元国家公務員(確か)の市長がすごいパワフル。
    公務員のイメージが変わった。文章はお役所の人っぽい。
    市民に使いやすい図書館とのこと、行ってみたい。

  • 武雄市のTSUTAYA図書館に関して。

  • 佐賀県武雄市で様々な改革を実行している樋渡市長が、TSUTAYAとスターバックスと組んだ斬新な図書館をつくるまでの過程を語った1冊。

    この構想が出た当初は個人情報の扱い等に対する批判がものすごかったという印象があるのだけれど、そうした批判の中でこのプロジェクトをやり遂げて、実際ここまでに市民や観光客から愛されるような施設になったプロセスは感動的ですらある。

    個人的には樋渡市長からはロック魂を感じました。

  • 武雄図書館を見学に行き、樋渡市長の講演も聴いているので、とてもわかりやすく楽しく読めました。廻りの苦労も多いんでしょうが、やりがいがあるんですね。

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著者プロフィール

樋渡社中CEO/前佐賀県武雄市長
1969年生まれ。東京大学経済学部卒業後、総務庁(現総務省)入庁。総務省大臣官房秘書課課長補佐を最後に同省を退職。2006年佐賀県武雄市長選に立候補、当時史上最年少の36歳で当選。8年8カ月の在職中に、市民病院の民営化、図書館の民間委託、官民一体型の教育など、革新的な政策で注目を集める。2014年12月辞任、佐賀県知事選に立候補したものの落選。2015年2月、まちづくり会社・樋渡社中を立ち上げる。

「2015年 『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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