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- / ISBN・EAN: 4988126209124
感想・レビュー・書評
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ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事セシル・ゲインズを主人公に、公民権運動やベトナム戦争など激動するアメリカの歴史を、図らずも政治の中枢から目撃することになった彼とその家族の知られざる波瀾万丈の人生を綴る。
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ほのぼのとしてよい
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奴隷の子供に生まれて、あんな体験したら、そりゃ空気になって白人に仕える気にもなろう。生きるだけで精一杯だったろうから。
逞しく生きた生涯だった。
妻役のオプラの演技も素晴らしかった。
シドニー・ポワチエを皮肉っていたのはちょっと衝撃だった。 -
大統領とのハートウォーミングなやり取りを通じて…って話では無かった、
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普通にいい映画だった。いろんなことを考えさせられるし、場面が変わるごとに、というよりも政権が変わるごとにドラマがあり常に涙腺緩んでた。念願のホワイトハウスに奥さんを連れて行った時、それによって客観的に見た時の世界がぐるんと歪んだところが切なすぎて、悲しかった。
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一通り大統領を追うのかと思ったら、ジェラルド・R・フォード~息子ブッシュまで、レーガンを除いてすっ飛ばしてた。ニクソン役のジョン・キューザックが相変わらずいい。
キング牧師が、執事をすることで白人に能力を示すことで公民権運動として戦ってるんだ。その人たちは闘士なんだと主人公の息子に語りかけるところがいい。
あとシット・イン運動(座り込み)で、白人席でひたすら罵倒を浴びされるところが酷すぎる……。あれで息子の彼女がブラック・パンサー党にはいって暴力的解決をはかろうとするのもわかってしまうわ、悲しいことだけど。 -
執事と大統領のハートウォーミングな話だと思ってたけど、そんな簡単な話じゃなかった。アメリカ国民ではない自分でも、考えさせられる作品だった。その国の歴史をもっと知りたくなるし、自分の国のことをもう一度振り返ってみたくなる作品でした。
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アメリカの人種差別についての物語。
オバマ大統領の就任は、本当に黒人の方にとって
歴史的な出来事だったのだと。
今の生活では全然考えることもない人種差別という問題が、
こんなにも悲しい問題だったことに気付かせてくれた、素晴らしい映画でした! -
執事を勤め上げた事は闘いでは無かったのか?
単なる生きる糧だったのか?
セシルはすごい、けど・・・
人間としての魅力は弟の方があったきがする。
結局情報を隠蔽しきれない時代と虚栄心が白人の偽善者精神をくすぐったんだよね。
堅実にう訴え続けた父をたたえる話にしてほしかった。 -
黒人差別の真っ只中、南部バージニア州に生まれたセシル・ゲインズの生涯。歴代アメリカ大統領の執事を務めた実在の人物ユージン・アレンをモデルとしており、南部の農家の綿花畑で働く少年セシル・ゲインズがハウス・ニガー、バーテンダー、ホテルの給餌を経て、大統領の執事から執事長まで登りつめる様を描く。