- Amazon.co.jp ・電子書籍 (144ページ)
感想・レビュー・書評
-
橋本先生の本。
学問のすすめを深読みするのかと思いきや、橋本先生的学問のすすめでした。
● このように付け焼刃的に詰め込み、覚えた知識は、もののみごとに忘れてしまうことに気がつきました。試験が終われば元の木阿弥。結局、自分の身についていないので使い物になりません。 すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなることを学んだのでした。
● 国語力を 培うのは「書く」ことです。 読書をすれば、かならず読後感を書かせます。 文章を書くことは、自分の感じたことを 表現することですから 上手い、下手は関係ありません。
●大事なのは積み重ね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数年前、テレビ番組で橋本武先生の存在を知った。
「遊ぶように学ぶ」というコンセプトは、教育の理想形であろう。教育者ならそういう授業をしたいと願う。橋本武先生はそれを実現した。実現したのみならず成果を出した。そして「伝説の教師」と呼ばれるようになった。
本書は橋本武先生のエッセイである。タイトルから連想するような堅苦しい内容ではない。
自然体。成り行きに任せる。あるがまま。橋本先生の穏やかな語り口は、その穏やかなお人柄を感じさせる。
しかし、やったことは穏やかではない。教科書を使わず一冊の小説を使う。研究ノートをつくる。作者にも問い合わせる。試行錯誤の連続。究極の授業を目指して、信念を曲げない先生の実践は穏やかではない。
そうだ。生徒は先生からその情熱を学んだのだ。
最大の教育環境は教師である。
-
「伝説の国語教師」橋本武氏が自身の国語教育の原点や『銀の匙』授業のこと、教育のあり方など、学ぶことの大切さを語った本。
学ぶことに早いも遅いもありません。学びたいと思ったときが、確実に学んだことを吸収できるときなのです。これを学びたいと思ったら、時間をかけてしっかりと学ぶこと。