伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」 [Kindle]

著者 :
  • PHP研究所
3.20
  • (1)
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (144ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 橋本先生の本。
    学問のすすめを深読みするのかと思いきや、橋本先生的学問のすすめでした。

    ● このように付け焼刃的に詰め込み、覚えた知識は、もののみごとに忘れてしまうことに気がつきました。試験が終われば元の木阿弥。結局、自分の身についていないので使い物になりません。 すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなることを学んだのでした。

    ● 国語力を 培うのは「書く」ことです。 読書をすれば、かならず読後感を書かせます。 文章を書くことは、自分の感じたことを 表現することですから 上手い、下手は関係ありません。

    ●大事なのは積み重ね

  • 数年前、テレビ番組で橋本武先生の存在を知った。
    「遊ぶように学ぶ」というコンセプトは、教育の理想形であろう。教育者ならそういう授業をしたいと願う。橋本武先生はそれを実現した。実現したのみならず成果を出した。そして「伝説の教師」と呼ばれるようになった。
    本書は橋本武先生のエッセイである。タイトルから連想するような堅苦しい内容ではない。
    自然体。成り行きに任せる。あるがまま。橋本先生の穏やかな語り口は、その穏やかなお人柄を感じさせる。
    しかし、やったことは穏やかではない。教科書を使わず一冊の小説を使う。研究ノートをつくる。作者にも問い合わせる。試行錯誤の連続。究極の授業を目指して、信念を曲げない先生の実践は穏やかではない。
    そうだ。生徒は先生からその情熱を学んだのだ。
    最大の教育環境は教師である。

  • 「伝説の国語教師」橋本武氏が自身の国語教育の原点や『銀の匙』授業のこと、教育のあり方など、学ぶことの大切さを語った本。

    学ぶことに早いも遅いもありません。学びたいと思ったときが、確実に学んだことを吸収できるときなのです。これを学びたいと思ったら、時間をかけてしっかりと学ぶこと。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

明治40年(1907年)生まれ。大正12年(1923年)、母の身上をご守護いただきお道を知る。14年、創設された天理外国語学校へ第1期生として入学。華南伝道庁長、宣教部海外課長、亜細亜文化研究所(後のおやさと研究所)主任、道友社長、にをいがけ委員会広報放送係主任など歴任。昭和30年(1955年)、本部准員。37年、斐山(ひざん)分教会長。46年、65歳で出直し。

「2021年 『出直しの教え 死の救い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

橋本武の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×