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- / ISBN・EAN: 4571436893420
感想・レビュー・書評
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(百目鬼力) 羽多野渉×新垣樽助 (矢代)
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警官コスから始まる第2作。樽助さんの矢代が矢代過ぎて分かっちゃいるが、感動するなぁ…。「飄々とした」印象を与える抑揚、って一番難しいんじゃないかな、って思うのよ。一歩間違うと「クール」「冷淡」「無感情」と分類されちゃうし、これはもう声だけで「飄々さ」を出せる、って凄い事じゃないかと思うのよ。みきしん然り。犯してるようで実は八代の思うように気持ち良くさせてるだけのこの感じ…樽助さん、上手すぎる。
そして何気にBGMがBGMたる…って感じで静かに入ってくるのがいい。
が、SEはところどころ気になってしまう。完成度への期待が高すぎるからだと思うが、指切断のSEは…もうちょっと重くしてほしかったなぁ、効果音、って感じだった。ここ、音なくて、百目鬼の息遣いだけでも良かったが…音入るならどういう音にするんだろ、って思ってただけに…軽いっ…
音声化されると、矢代の影山への健気な想い、百目鬼の矢代への健気な想いが際立つ。音声化をする、と言う事を十二分に堪能できるのは一作目からクオリティーが落ちない。矢代が金稼ごうと思った動機も影山の事が一因なんだろうな、きっと…どんだけ健気なんだよ…
あと、天羽役の佐藤拓也さんが…すっげぇいい。石原理さんの『テッペンカケタカ』の八代の声に当てたい…。三角親分の怒号!!大川さん最高。七原がなんだかんだ矢代大好きなとこも好き。自分、頭の好みじゃない、ってとこ、気にしてそうなとこがいじらしい(笑)。だいじょぶ、矢代は部下には手を出さないって決めてるんだから、好みじゃないとかじゃないよ、って言ってあげたくなる(笑)
外に捨てられた矢代が裸で寝転んで吹いている口笛は樽助さんが吹いているんだろうか。三角と矢代の下りが凄くいい。
(キャストトーク)
樽助さん「男の褒められるのってなんかいいですね~」
いや、褒められるよ、エロいもん!!敢えて下品な言い回し使うが、男が聞いても抜けるあんあんだよ!!たっつんもそうだが、無論声優さんのお仕事だから、役になり切ってこういう声を出しているのだろうが、この塩梅さえも自在にコントロールしているようでいて、これ以上でも以下でもない、と言う感じがコンスタントに出せる声優さんは実は少ないのかもしれない。樽助さんの凄い所は、BLCD出演数が物凄く多い、と言うお人ではないと言う所だ。