深夜特急 全6巻セット 文庫本

著者 :
  • 新潮文庫
4.55
  • (21)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 217
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 4562469300634

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大学生の時、先輩にすすめられた読んだ本。
    「めっちゃ面白かったから!!」とかなりの熱気だった。

    かつて私は旅行に全く興味なく、周りはバイトしたお金なんかで海外に行ったりしていたけど、なんでそんなことにお金つかうのかな〜、何万もかかるじゃーん勿体ない〜と思っていた。

    この本とは別のきっかけで海外を旅することが好きになったのだけど
    薄いけど6巻もあって、読み始める時は「よっしゃ、いっちょやるか」という具合。

    結果、「めっちゃ面白かったですね!!」となった。

    著者が香港・マカオ〜ロンドンまで大陸横断したノンフィクション。
    多分、今の香港などなどを書いていたとしたらここまで湧かなかったと思うんですが
    自分が知らない時代の、今よりもっと熱気溢れ返るアジアの姿がおもしろいなと思います。

    自分は女なのでこのようにワイルドな旅は勇気が出ませんが
    旅好きの魂に火をつけたい、旅する時間ないが本なら読む時間がある気がする、そういう時は読んで損はないなと思います。

  • 何度も再読している。
    バックパッカーではないがこの本をきっかけに香港に行くようになる。重慶大厦や裏露地、彌敦道、佐敦、
    毎年のようにいき、沢木耕太郎さんはここにいてざわめきや喧騒の中でかんじていたんだ!と感慨にふける。
    いまはなき、九龍城壁もあったよなぁと
    すごく懐かしさを感じてまた香港で読み始める。
    何度読んでも良い本です。

  • 私がバックパッカーを志ざす事になった本

  • 仕事を休んでインドからイギリスまで乗合バスで行くという目標立てて香港とマカオへ行った。しかし海外の賭け事にはまってしまい一向に着く気配がない。とうとう心を決めてマカオを出発し、バンコクへ行った。しかし香港やマカオのような雰囲気がなくしっくりこない。なのでシンガポールに行くと香港のような熱気があった。そこから偶然身を委ねてやっとインドへとたどり着いたのだった…

  • 大学時代バックパッカーになった自分のバイブル。

  • 旅で感じるすいもあまいも(おそらく)全部詰まっている。旅は自分自身を見つめることなんだなあ。読みやすい文章で、あっという間に読み終えて、二周してしまった。若い時に出会いたかった。この本のおかげで旅行記に目覚めたかも。

  • とにかく面白かった。
    まるで自分が旅に出でいるような臨場感とワクワク感を味わうことができる作品です。
    旅を通じて出会う人々やその土地の風習に対する筆者の観察力や、自身の心情を客観視した描き方が面白いと思いました。

  • 18歳の時に初めて読んで、20年
    何回読んだことか、、
    何度読んでも新しい発見があるから不思議

  • 面白かった。バイブルになりそうな予感。
    自分が旅をしているときと感覚が似ていて、非常によかった。「好奇心を摩耗させる」という表現が出てくるが、その感覚はわかる。旅に出ているときに関わらず、何事にも好奇心をもてるようでありたい。
    旅に出るように生活をし、生活をするように旅をするー好きな言葉。

  • 香港旅行をきっかけに、長年読んでみたかった深夜特急を読み始めた。全編を通して、自分も旅をしているような感覚で読んだ。印象に残ったのは5巻。旅を長く続けている彼が旅も人生も日常を繰り返しているようなものというような表現をしていたこと。(このあたり怪しい)日頃から旅するように、毎日新鮮に軽やかに生きていきたいと思っていた私には、旅も続けていると新鮮味もなくなり、日常と変わらなくなるのか、、、人生もそうなのか、、、とショックでしばらくガッカリした。そういうものかな?そんなガッカリな発見も新鮮といえば新鮮で、私にはまだ人生も楽しいものなのだが。

  • 著者が主に路線バスを使いながらロンドンまで旅するという旅行記です。限られた旅行資金ながらも日々気の赴くままの旅のスケールは壮大で羨ましいものです。こんな自由な旅をしてみたいと思いました。
    私はテレビドラマで映像化されたものを観てからこの原作を読みました。観てから読むか、読んでから観るか、好みもあるでしょうし作品にもよると思いますが、この作品は観てから読んで正解でした。文庫版で6分冊と長いですが、読み進めていく中で井上陽水のテレビドラマ挿入歌が頭の中をリフレインし、ゆったりとした雰囲気で読み切る事ができました。

    ペンネーム:KM-V

  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介

    インドのデリーから英国ロンドンまで行こう――。1年以上にわたるユーラシア放浪の旅。

  • 「こういう旅のスタイルは私には無理だな」と思いつつ、やっぱりどこかで憧れてしまう自分を満足させてくれるシリーズ。

全14件中 1 - 14件を表示

著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

沢木耕太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×