- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
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マキャベリの名著「君主論」を武器にクラス制覇へと乗り出した小学五年生のひろしくん。だが彼の前に権力への野望を持つ恐るべき子供たちが立ち塞がる!「君主論」はひろしくんを覇王へと導くことができるのか?小学生の権力闘争を舞台に楽しく学べる「君主論」。クラスを牛耳りたい良い子のみんなも、お子様に帝王学を学ばせたい保護者の方も、国家元首を目指す不適なあなたも必読の一冊!
背表紙より引用。面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学習まんがのテイストで君主論を紹介した本。小学生の日常を覇道にからめたストーリーでそのギャップが面白い。最初の登場人物説明は無視して、各章の最後に出てくる勢力図だけ見ておけば問題ない。
アングラ本にありがちな悪乗り表現が多用されているのでちょっと読みにくいが、若い人でも読んでおくと政治家の言動が理解できるようになると思う。リーダーになりたい人だけでなくリーダーに振り回されたくない人にもお勧め。 -
面白いじゃないか…!
駄菓子屋「みらの」駄菓子屋「いもら」 -
架神さんの本程に面白く、学びになる本にはあったことがありません。
もっとたくさんの本を出してほしいです。 -
この本は、マキアヴェッリの「君主論」を子供向けに解説した本であるが、大人の自分でも十分に楽しめた。
内容は、小学生たちが1年間で如何にクラスを制圧し統治するのかというストーリーから、君主にとってためになる普遍的真理を引き出し教えてくれるというもの。
この小学生たちのストーリーも、小学生らしからぬ悪だくみや言葉遣いがあって笑えて面白い。
このストーリを引き合いにして、君主が君主であるために、どうやって政権を維持して、配下や平民たちを統制するのかという事が分かりやすく書かれている。
マキアヴェッリの君主政体に対する考え方は、冷酷無比な一面もあるが、合理的かつ現実的なので説得力を感じる。
「君主論」を読む前に、内容をざっくりと理解できるという意味で良書と言えるだろう。
まだ自分は「君主論」を読んだ事がないので、読んでみよう思う。
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★5
Kindle -
登場人物が多すぎて、特徴とかがわからなくなる。ふくろう先生のまとめが肝。内容はすごく良いんだけどね。
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君主論を平易に、小学生のシチュエーションに当てはめて説明してくれる。
現実的シチュエーションでは、非常にサバサバした会社間取引などで使えそうだと思った。 -
5年2組のひろしくんが、クラスで覇権を握るまでの過程を描いた物語。つっこみどころ満載だが、マキャベリの君主論とどう対応付けられているかが明確に描かれており、原著を読んで挫折した人にもおすすめできる。小学生にはおすすめできない。