【カラー版】未来国家ブータン (集英社文芸単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • すごくおもしろかったー。高野さんの本はいつでもなんでもおもしろいけど。

    ブータンという国について考える、っていうところもあって興味深かった。少し前、いっとき、ブータンは幸せの国、とかいってちょっとブームみたいになっていたけれども。
    半鎖国状態で、伝統文化を大切にし、環境立国であるブータンは、日本がなっていたかもしれない、日本のパラレルワールドのような国、っていうのがなるほどなーと。
    ブータンが幸せの国とかいわれるのは、国がすごく小さくて、国政がきめ細やかで、なんについても丁寧に国民をガイドし補うので、実は自由度が低いのだけれど、人々は不自由とか考えることもなく、しかも、自分でなにかを選んだり判断したりするのに迷ったり悩んだり、後悔したりすることがないから不幸を感じない、っていうのに、なんだかすごく感心した。先進国は、自由がありすぎてみんな選択に悩み迷い後悔して不幸になっている、と。わたしみたいな優柔不断でうじうじしがちな人間にはそれは本当にそうかも!と思って。

    伝統医療の話や、高野さんが祈祷を受けるところとかもとても興味深かった。祈祷も、人に自分の迷いや悩みをわかってもらえるし、こうしなさいと指示されれば気が楽になる、という。

  • ブータンを賞賛しすぎることのない、ブータンに対する高野さんの見方がなかなか興味深かった。

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。辺境地をテーマとしたノンフィクションや旅行記等を多数発表している。主な著書に『アヘン王国潜入記』『未来国家ブータン』など。『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞を受賞。『謎の独立国家ソマリランド』で第35回講談社ノンフィクション賞、14年同作で第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。

「2018年 『間違う力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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