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感想・レビュー・書評
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資産運用の常識をシンプルな論理で解説した本。ミリオネアと呼ばれる億万長者がどうやってお金を増やしたのか、彼らの行動モデルを分析し、いかに金融知識のない人間が騙されてお金を採取される世の中なのかを説く。
例えば、生命保険は宝くじと同じギャンブルであることが紹介されている。とりわけ若い世代の死亡率は宝くじの当たりより低いのに、日本人はそれを知らずに毎月多額のお金を投じる。筆者はこれを生命保険は(滅多に当たらない)宝くじで貯蓄するようなものと評する。
総評として、金融リテラシーを高めること=金融資産の向上であると感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
専門的な部分もあってすらすら頭に入ってこないところもあったけれど、宝くじ、生命保険、賃貸か持ち家か、など「なるほど〜」と思わされるパートもあって、読めてよかった。
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この著者の本を初めて読んだ。
タイトルがひねくれているので、内容も偏ったものをイメージしていたが、杞憂だった。
文章がうまい。思考が明快。たとえが面白い。
これまで金融の勉強をしたことがなければ、億万長者とかフザけたタイトルは無視して、ぜひ読んでみるべきだと思う。 -
労働する期間を長くしようってのはよかったな。
僕は平凡な人間なので、時給は仮に平均としても長く働くことのできるように試みるのはありだと思った。
あとは日本が破綻したときようの海外預金の解説検討か。
国家破綻の流れは金利が上昇して政府のアレコレが明るみになっての期間が数年、ギリシャだと2年だったらしい、があるからそのときにすればいい気もするけど遊びで開設してもいーかも。 -
少し前の本だけど、なかなか面白かった。
昔習った経済用語がわかりやすく生き生きとした形で出てくる。
これを読んでも億万長者にはなれないけど、参考になることは多々あると思う。 -
他の資産運用本では見かけなかった、マイホームの考え方や外貨預金についても触れていて新たな知見を得られた。耳の痛い話もズバズバ切り込んでいて学びが多い。
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いつかのKindleセールで購入してずっと積読していた本。やっぱりお金のことはあまり好きになれそうにないな、というのが率直な感想だった。お金持ちは羨ましいけど、でも、うーん?どういうこと?どうしてそうなるんだろ?なんでお金が増えたり減ったりするんだろ…そもそもお金って何……となってなかなか読み進められなかった。
資産運用の原則として以下の4つが挙げられていた。
①確実に儲かる話はあなたのところには絶対に来ない
②誰も他人のお金のことを真剣に考えたりしない
③誰も本当のことを教えてはくれない
④自分の資産は自分で守るしかない
一つ一つは説明はしないけど、彼が言いたいのは、人生トータルで、人的資本を込みで考え、インデックス投資や外貨預金などに分散して金融資本を複数持ってリスクを回避すべきだ、みたいなことが書かれていた、と思う。
とは言え、本当の入門書としては少し難しかったように思う。ある程度、投資をしていたらもっと彼の言葉が理解できたはず。 -
日本企業の低いROEに関する考察(ROEをあげようとすれば不採算部門を切って失業率が上がるので政府は甘受している)、不動産資産に関する考察(個人投資家は投資対象としては避けたほうが良い)が面白い。
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臆病者の投資家にとって、資産運用は金儲けの手段ではなく、人生における経済的なリスクを管理するためのもの。将来の予期せぬ経済的な変動から自分や家族の生活を守ること。金融リテラシーの低い人がいるお陰で、金融サービスを安く受けられている。
単位としての「億万」は日本人にとって既に現実的なのかぁ。株価の変動に理由はない・誰も未来を知ることはできない、これを常に念頭に行動できれば、強いだろうな。 -
なんとなくいわんとしていることはわかるが、少し難しかったかも。
投資はせず、働き続けろということかな。