本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (6ページ)
感想・レビュー・書評
-
尾崎放哉忌日 1885.1.20-1926.4.7 放哉忌
親戚の家から帰る夜汽車の中、悲しげな女が身の上話をしている。夫の浮気で離婚、幼子は取り上げられ、今はその子が大病となる。聞くともなしに聞こえてきたその不幸な女のそれからを心配しながら見送る。
無季の自由律俳句の一人。
「咳をしても 一人」が有名ですが、その他も孤独の表現が多い。
「こんなよい月を 一人で見て寝る」
「一人の道が 暮れてきた」
「海風に筒抜けられて居る いつも一人」
句だけ鑑賞すると、無常の世をはばかむなどと思うのですが、なかなかの秀才でしたが、サボり癖と酒で幾つかの職を失いキツい仕事は向かないと言う、最後は咳をしても一人になりそうな方でした。俳句と同様に自由を求めたんでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示