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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462089373
感想・レビュー・書評
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トム・ハンクス主演2013年米映画。
実際に起こった2009年のソマリア海賊による米国コンテナ船の乗っ取り事件をもとにしたとのこと。
息が浅くなる。作品だと分かっていてもじっと座っていられず、思わず立ち上がり我を忘れて見入った130分。
以前大型商船の船長を務め度々ソマリア沖航海した知人から、ソマリア海賊の話を聴いたことがあったので、こういうことかと改めて驚く。彼も船員の命を守るためにはという話だったなと思い出す。
トム・ハンクスの演技が際立つと同時にカメラワークはまるで自分がその場にいて、現場を目撃しているような錯覚に陥る。緊張感が続く。
船長としてのトムの背負うものの大きさや重さ、何とか糸口を探し出し安全を掴み取ろうとする思慮、危険が身に迫っている際の恐怖、望みを失った絶望感等々、やっぱりトム・ハンクスは素晴らしい俳優だと感じる。
ハドソン川では航空機の機長を務めていたが、こういう責任感の強い人間ははまり役。
海賊役の若手たちはソマリア系アメリカ人俳優とのこと。どんな気持ちでソマリア海賊の役柄を演じたのかなと思いを巡らす。
「漁民」と一口に言っても尖閣周辺の武装した「自称」のこともあり、なかなか複雑だよなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示