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感想・レビュー・書評
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あまり自分にはピンと来なかった。題材が古いか。
RPV:資源、プロセス、価値基準
1 変化のシグラルを探す
2 競争のバトルを評価する
3 チャンスを増やす
片付けるべき用事の理論詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は、「イノベーションのジレンマ」最終巻。さすがに経営系名著の結論だけに、読み応え有り。すべてのビスネスパーソンが心して読むべき本である。
私は、このような本を読むたびに、本書言う所の「破壊的イノベーション」に20年も蝕まれ続けているソニーに思いをはせずにいられない。間違いなく、この本は、マネージメントリテラシーの一部を担うものであるが、果たしてソニーの何パーセントのマネージャがこの本を読み、自分の行動を変えていけるのだろうか?
このような疑問を持つきっかけは、私がソニーでの最後の上司とした人、またその上司だった人(話しの流れのために、仮にWとしておく)が、マネージ―としては白痴といってよいレベルだったことによる。
Wはあと一歩で執行役員という地位にいた。担当は、コンシューマ製品の半分のソフトウエア開発であった。確か、正社員、派遣社員、常駐業者を合わせれば1000人を超えるようなソフト開発組織を率いていたはずである。こういったポジションに求められる能力は、
・マネージメントスキル(BSCなどのマネージメントツールの使いこなしは当たり前)
・ファイナンシャルリテラシー(100億円を超える費用を管理しなければならい)
・リーダーシップ(リーダーシップとはハンズオン。常に弾に当たる場所に立ち続けること)
・ソフトウエアリテラシー(本人が開発するわけではないが、部下からのレポート正確に素早く理解するには、高いリテラシーが必要)
といったところだと思う。このWは、この4つの能力どれを取っても、お粗末なレベルだった。では、なぜこのポジションか? これらの本質的能力を磨かずに、有り余った時間を昇進だけに費やしたからである。こういったやつを見抜けないのだから、その上のポジションにいた人間の能力もたかが知れている。
こういった組織にいるときに、この名著はどれだけの力になるのだろうか? この疑問は的を射ているが、私はそれでも読むべきだと思う。自分をレディーに保つこと。志がありながらもポジションにに恵まれていないソニー社員には、それ以外に覚醒を保つ方法はないだろう。 -
無消費者が存在するかどうかを、どうやって見きわめるか? 一つの方法は、製品・サービスの提供チェーンの全段階をマッピングすることだ。新市場型破壊的イノベーションは、このチェーンから一つの輪(段階)を取り除いてしまうことが多い。つまり、かつて専門家がいなければできなかったことを、人々自身ができるようにするのだ。そのほか、片づけられていない用事を見きわめるための適切な市場調査も、非常に役に立つ場合がある
新しいバリューチェーンを考えようとしています。私でなく周りがですが。一緒になって考えようにも、周りに比べて知識の無さが否めず、意見することもままならないと言った状態です。
せめて、周りが考えた新しいバリューチェーンに対して知財上の問題が起きうるのであれば、また、知財でそれを促進しうる策があれば、そう言ったものを提供できれば良いなと思います。