ユリゴコロ (双葉文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • これもお勧めミステリされたので、評価上がらず

    一応トリックめいたものはあるけど、それも大したものでなく、ミステリと思うと物足りない
    ひたすら人物描写、続きが気になる展開
    ミステリと考えず読んだら、面白かったかも



  • 途中であまりに残酷で生々しい描写に恐ろしくなり読むのがしんどくなりました。最後は少し報われたような。一気に読めた。

  • 最後の最後、救われた

  • 読了日2012/07
    相変わらず、出だしおどろおどろしいまほかるワールド。
    でも、最後はホロッとさせるところがさすが☆
    今回も、面白かった!


  • 『私は物心ついたときからずっと、独特のいやな感じのなかにいました 。
    うまく説明できません 。
    サンドペーパーを舐めているような、痒くてしかたのないセーターを素肌に着ているような……。
    ともかく 、まわりのもの全部が 、正体不明の敵意を含んでチリチリギラギラしている感じです 』

    職場の同僚に『沼田まほかる』という作家のユリゴコロという小説を勧められて読みました。

    ユリゴコロというのはサイコパスと思われる人物が過去に書いたと思われる日誌でした。

    『私の様に平気で人を殺す人間は、脳の仕組みがどこか普通と違うのでしょうか』

    このような戦慄の告白から始まる手記です。
    犯した罪を懺悔するわけでもなく、日誌を書いているように淡々とした描写で綴られています。
    精神病質者の心理が赤裸々に描写されているようでゾッとします。

    肝心なタイトルのユリゴコロという意味が気になり、夢中になって読み返してみたけど分かりませんでした。
    作中では拠り所の言い間違いと説明がありましたが、それが答えではない印象を受けました。
    もっと深い意味があると思われるのです。

    調べてみて少し気になったのが黒百合の花言葉の『愛』と『呪い』です。
    この相反する2つの花言葉は作品のテーマにも一致すると思います。

    呪いというのは言うまでもなく殺人嗜好ですね。
    個人的な考察ですが、この手記を書いた人物は先天的に共感能力が著しく欠落しており、世の中全てがモノクロに見えていたのではないかと。
    殺人の瞬間に感じた高揚感やある種の興奮が皮肉にもモノクロだった世界に色を宿してしまったのではないかと。

    そしてもう1つの花言葉である愛が呪いを緩和する役割を果たしたのではないかと。
    しかし、あくまで「緩和」というのがポイントなんですがね。

  • ラストは泣けた。

  • グロテスクでなかなか重い内容ですが、最後驚きました!
    すごく大きな愛情を感じました!

  • ラストで、ええーーっ!と驚いてしまった。
    最後まで油断できない。おそるべし。
    でもこれ、どうやって映像化したのか気になる。

  • 他人を妬む気持ちとか、どろどろした感情は誰でもあると思うが、それとはまた違う、人が息絶えようとする瞬間をだけに感じる「ユリゴコロ」。それを再現したいという強い気持ちから、結果的に殺人を繰り返してしまう人の物語。
    途中、目を背けたくなるような描写もあったが、登場人物の行動の動機は悪意ではなく「ユリゴコロ」を感じたいという純粋な気持ちであることが理解できたので、読み進めたい気持ちの方が勝ちぐいぐいと引き込まれた。物語の結末は、爽やかすぎて少しできすぎな気もしたが、中盤を読んでいるときの暗い気持ちとのギャップもあり、読後感は良かった。

  • 生々しくグロテスクな描写があったり、人を殺めるということの重みに欠けるところを脇に置くとして、読みがいのあるイヤミスでした。

    理解が追いつかず、あれ、これどういうことかなと読み戻ることも時々ありましたが、あー、そういうことか、となる節もあるし、洋平が登場するとなんとなくホッとしました。別にこの本の良心的存在というわけではないのですが、なんでかな。

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著者プロフィール

沼田 まほかる(ぬまた まほかる)
1948年、大阪府生まれの小説家。女性。奈良県在住。読んだあとイヤな後味を残すミステリーの名手として、「イヤミスの女王」という称号で語られることもある。
寺の生まれで、大阪文学学校昼間部に学ぶ。結婚して主婦になり、母方祖父の跡継ぎを頼まれ夫がまず住職となるが、離婚を経て自身が僧侶になる。50代で初めて長編を書き、『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞、56歳でデビュー。
2012年『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、2012年本屋大賞にノミネート(6位)。それを機に書店での仕掛け販売を通じて文庫の既刊が売れ出し知名度を上げた。
代表作『ユリゴコロ』は2017年9月23日に吉高由里子主演で映画化。同年10月、『彼女がその名を知らない鳥たち』も蒼井優・阿部サダヲ主演で映画化された。他の代表作に、『九月が永遠に続けば』、『猫鳴り』、『アミダサマ』。

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