PSYCHO-PASS サイコパス Blu-ray BOX 6枚組

監督 : 塩谷直義 
出演 : 関智一  花澤香菜  野島健児  有本欽隆  石田彰  伊藤静  沢城みゆき  櫻井孝宏 
  • 東宝
4.15
  • (19)
  • (18)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 136
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104087393

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 近未来、システムにより個人の「犯罪係数」を管理することで平和な社会を実現した日本の話です。詳細はネタバレになるので省きますが、「何が誰にとっての本当の正義なんだろうか。真に従うべきは何なんだろうか。」といったことを考えさせられました。与えられたルール・与えられた情報を疑いなく受け入れて、果たして本当に生きていると言えるのか。システムで管理されている事実はないものの、今の世の中は似たようなものなのではないでしょうか。大きな力に操られずに生きることは難しいと思いますが、何でもかんでも受け入れず、疑いながら主体的に生きようと思いました。

    いやー!それにしても、シビュラシステムとかドミネーターとか、この設定・世界観大好きです!すごく面白かった!ただ、面白かっただけに「2」以降が下降線をたどらないかが心配…。

  • 近年こんなに色々考えさせられたテレビアニメ作品て他にない。正義、秩序の在り方、思考の自由とコントロール、法とは何か。人間はみんな、育った環境や文化、そこで良くも悪くも育まれた価値観に左右される。培われた常識と良識(と思い込んでいる)ものの外にさえ出なければ、特別悩むことも苦しむこともない。占い師に「A ではなくBにしなさい」と言われ従うことは、とてつもなく楽な生き方だが、自分の意思は消え失せる。選択の自由があることは、劇中でもあるように苦しみだ。それでも選ぶことができるのは、人間の喜びであり、「選ぶという行為」そのものが、とてつもなく大きな価値ある行動だと思える。槙島は怪物だが、「人は、自らの意志に基づいて行動した時のみ価値を持つ」という持論は、色んな見方もできるけど、概ねわかる。
    そして人間は、意外と知らぬ間、自覚ないままに社会にコントロールされていることも理解できる。奥深い。。。
    劇中に登場する、狡噛と槙島が読んでいる作品群も、読んでみたい。

  • まだ本編が地上波でオンエアされていたころ、何をどうやって判断したものか、これは私は好きなタイプではないと思って完全スルーを決め込んでおりました。
    そんな自分を痛めつけてやりたい。
    ものすごく、好みの作品でした。ガッデム。

    常守監視官が、はじめの数話は苦手だったのですが、局長に手を添えられて狡噛さんにドミネーターを向けさせられた宜野座さんがあたふたしているところに、しれっとパラライザーを打ったあたりから好感度が急上昇。強い女性はいいですね。

    個人的に関智一さんの声が苦手なのですが、狡噛さんはすごく良かった!インテリで肉体派で、悪いんだか優しいんだか分からなくて、ただただものすごく頑固な彼は、その行動にすべての理解を示せなくても魅力的でした。その相手となる槙島も、良かった。櫻井孝宏さんは、ちょっと悪いというか腹黒い役の方が好きです。
    あと、ドミネーターの声が日高のり子さんなのが素晴らしい。どこかで聞きかじったのですが、日高さんが車のカーナビの声をよくあてていらっしゃるとかで、起用が決まったそうです。

    宜野座さんの萌えキャラっぷりも、石田彰さんの健気なわんこっぷりも、有本欽隆さんのいぶし銀っぷりも素晴らしくて、後者二人には何度も泣かされたわけですが、でも、榊原良子さんがすごかった。あの威圧感と存在感と説得力。彼女のあの美声で「僕」という主語が聞けたのも嬉しかったです。

    2が楽しみ!

  • ニコニコで一気見してはまる。SFらしい世界観構成の『特徴的アイテム』・『根幹をなす社会システム』・『そこで暮らす人々』が綺麗にミックスされた傑作。『攻殻機動隊』が好きな人ははまるし、『踊る大捜査線』をはじめとするフジの刑事ドラマが好きな人もはまる。両方好き?おすすめです。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×