「好き嫌い」と経営 [Kindle]

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 良し悪しや論理ではなく、経営者の「好き嫌い」に焦点を当てた楠木さんらしい著書。めちゃくちゃに面白い。

    ・有名経営者14人に「好き嫌い」をインタビューしたものをまとめたもの
    ・仕事の好き嫌いから、趣味、プライベートの好き嫌い
    ・インタビューではなくて、対談という所がミソ

    有名経営者の好き嫌いが面白いのはもちろん、
    これだけの経営者と軽妙にトークする楠木さんが凄まじい方であると感動する。

    自分もいつか超上流階級の方と話す場面があるかもしれない。
    相手を知っていることはもちろん、ウィットに富んだ返しや弾む切り出しなどを学ぶに良書であった。

    以下、楠木さんとの対談相手(このメンツ相手に好き嫌いの対談するってだけでゾクっとする)
    ・永守重信(日本電産)「何でも一番」が好き
    ・柳井正(ファーストリテイリング)「デカい商売」が好き
    ・原田泳幸(日本マクドナルド)「雷と大雨とクライシス」が好き
    ・新浪剛史(ローソン)「嫌いなやつに嫌われる」のが好き
    ・佐山展生(インテグラル)「偉そうにする」のが嫌い
    ・松本大(マネックス)「小トルク・高回転」が好き
    ・藤田晋(サイバーエージェント)「今に見てろよ!」が好き
    ・重松理(ユナイテッドアローズ)「一番好きなことを最初にやる」のが好き
    ・出口治明(ライフネット生命保険)「活字と歴史」が好き
    ・石黒不二代(ネットイヤーグループ)「理系のギーク」が好き
    ・江幡哲也(オールアバウト)「図面引き」が好き
    ・前澤友作(スタートトゥデイ)「自分との闘い」が好き
    ・星野佳路(星野リゾート)「スキーと目標設定」が好き
    ・大前研一(経営コンサルタント)「実質を伴わないもの」が嫌い

  • 読んでてワクワク。次読むのが楽しみになる。

  • http://yuko.tea-nifty.com/blog/2015/01/post-70d1.html より

    「「好き嫌い」と経営」を読了。Kindleだと599円。すこぶるお得だったと思う1冊だ。
    本当に面白かった。
    まとめられそうなら、ブログにあげようと思うが、最近本を読むスピートが上がっていて、書くスピードが追いつかないので、そのままになってしまうかも。

  • 本書は、永森さん、柳井さん、大前研一さん、原田さんなど日本を代表するような多数の経営者に「好きなもの」「嫌いなもの」を聞いたインタビュー集。 ロジカルに考えた戦略は、まちがいなく収斂していく。その結果、どの企業も似たり寄ったり。でも、このインタビューに登場する経営者の会社はユニークである。それは、やはりロジックだけではなく、経営者の好き嫌いがでてるから。というのが著作者の主張だろう。この主張はおそらく当たっていて、かつこの視点をつらぬた本書も当たっていると思う。

  • kindleの50%OFFセールで購入。
    前から欲しい欲しいとは思っていたのだけど。

    オーディオブックで一旦読了。
    kindle版も読もう。

    インタビューではなくて、対談という所がミソで、
    楠木さんのいいかんじの脱力系な掛け合いが実に良い。
    観点も実にユニーク。

  • 著者のいうように学術書というよりは芸術書。

    好きこそ物の上手なれ、は経営にも通じるっていうのは目から鱗だった。
    自分の好き嫌いを知ることから、芸が磨かれていくのかもしれない。

  • 有名経営者14人に「好き嫌い」をインタビューしたものをまとめたものです。
    飾らない言葉が次々と出てきて、とても面白い。
    また各々の経営者によって、好き嫌いがバラバラだというのも面白い。
    色々な会社もあるなかで、経営者も色々な考え、意見を持っているのだろう。
    特に大前研一氏の会談は、とても面白かった。
    やはり読者にとって、同じ感覚を持っている企業家の意見は好感を持てるのだろう。

  • 楠木先生は、「ストーリーとしての経営戦略」からずっと好きで、たぶん全部読んでいるんですが、これは今までで一番微妙でした。。
    若干、内容がありきたり。
    まとめると、好きこそものの上手なれ。的な。

  • これは面白い本だったなぁ

  • 対談自体はやや軽いが、著者の視点に全く同意。

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著者プロフィール

経営学者。一橋ビジネススクール特任教授。専攻は競争戦略。主な著書に『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)、『絶対悲観主義』(講談社)などがある。

「2023年 『すらすら読める新訳 フランクリン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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