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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (262ページ)
感想・レビュー・書評
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鎌倉末期から南北朝時代そして室町時代へ。
今までほとんど本では読んだことがなかった、自分にとっての空白地。
なので、最初はKindleで出ていて何となく購入しましたが
これがめっちゃハマった。おもしろい!!
高師直の僕のイメージは、昔大河ドラマで見た
柄本明さんがやっていた老獪な姿。
ちなみに尊氏は真田広之、直義は高島政伸じゃなかったかと思います。
でもその時の一番強いインパクトがあったのは
佐々木道誉をやった陣内孝則でしたね。
すっごくバサラでかっこよかった。
そんなことを久々に思った高師直を主役にした小説でしたが
これがまた尊氏、直義、そして師直の愛憎もあり味わい深い話でした。
あらためて室町幕府を開いた尊氏の不思議さを感じました。
これだけ負けた人がなぜ天下を取れたのかと。
ラストがとってもグサリときました。
小説にタイトルにも出てくる憑依者(よりまし)の意味が
よく分かります。
この仕掛けもとってもおもしろかった。
歴史好きには超オススメの一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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