本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (176ページ)
感想・レビュー・書評
-
歩き続ける巨人「ミール」の上に暮らす市民。ミールからの熱や埋もれている石炭で、下層と上層に生活している。ミールの研究をしている教授のもとで働くオーリャは、ある日気球を使って、上層からミールを観察することになる。今にも止まりそうで、寿命を迎えそうなミールでの生活は続くのか…。
ライトノベルなんですかね。電子書籍でこういうのもアクセスはしやすくなったと思う。一般の本屋でも、古本屋でも、売り場がだいたい分けられてるじゃないですか。
ここんとこ、海外SFを除いて、日本的でない名前に戸惑いつつ読みすすめる。正直なところ、教授とその周りの人の名前がごっちゃのまま終わった。大丈夫だったけど。
ミールの熱を使った生活という辺は良く考えられているものの、実際のところどうやって家を立てたとか、スケール感とか、いろいろと SFというにはメカニズムの構築が足りていない。ファンタジーの領域だからと言われてみれば、それはそれで良いのだけれども。
後半~終盤にかけても、いろいろなことが有ったなあというのをゆるく感じるものの、クライマックス感なども感じないままの結末。結局、ミールの下の大地とは何だったのか。
あまり長い話でもないので、かなり軽く読める1冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示