HOMELAND/ホームランド シーズン2 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
- ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142020611
感想・レビュー・書評
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ブロディとキャリーは、あのキャビンに行く。遠くからピーターが監視、ブロディが一人になるのを待つ。それは朝に訪れる。しかし、彼が引き金を引くことはなかった。
今回は戦いすんで、少し静かな感じで、BGMもなしに進行する。しかしこのままではないんだろうなと思う。しかしどう展開するのか全く読めない。
その夜、自宅に戻ったデイビッドは、そこで待ち構えていたピーターが言う。悪い人間を殺すのが仕事だが、ブロディは悪い人間ではない。キャリーは自分が知る誰よりも優れた捜査官だ。
同じ頃、ウォールデンの追悼式に出席していたキャリーとブロディは、自分の車が、停めた覚えのないところに停まっている。その瞬間、二人は爆風に飛ばされてしまう。
一瞬にして瓦礫の山へと変わってしまった追悼の場を見て、キャリーはブロディを疑い銃を向けた。しかし、ブロディは全く知らなかった。そして、二人は気づく。最初からナジールによって仕組まれていたのだと。今まで起こった何もかもが、ナジールの目的を果たすためのものだったのだと。自分が死ぬことで目的を達成するとは・・・。
ブロディ家には捜査員が立ち入っていた。テレビではブロディの犯行告白の映像が流れていた。
偽造パスポートを作り、ブロディを逃すキャリー。一緒に来ないのかと問うブロディに彼女は誓う。彼の汚名を晴らしてみせると。そしてブロディはキャリーに口づけをし、闇夜に去っていった。
huluの配信が9日までということで、日に1,2本のペースで見ていった。頭の中は「HOMELAND/ホームランド」で一杯の一週間でした。
シナリオが絶妙で、こちらの想像を超えた展開に身動きできず息を潜めて見てる時が多かった。たくさんのアイデアを出させて最良のものを見つけていって作ったのではないだろうかと推測する。事件と人間関係のバランスが用心深く計算され、意表をつくがなるべく不自然にならないように配慮されている。
テロリスト相手にし、事件が連続するのでジャンルとしては「24」に近い。音楽がうっすらと流れているのも同じ演出だ。
ただ最後、人間ドラマの側面が前面に出てきて、二人だけの演技力だけで見せるところが随分出てくる。それに説得力があるのも素晴らしい。
テレビのドラマは映画より下位のイメージがあり、映画並の迫力などと映画に近いことが褒め言葉になったりするが、全く別物で、このドラマの味わいには長いストーリーが必要で映画では出せない。詳細をみるコメント0件をすべて表示