シフト 下 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「SHIFT(上)(下)」(ヒュー・ハウイー:雨海弘美 訳)を読んだ。まあ面白いかな。ここまできたらやっぱり「DUST」まで読まなきゃダメだよな。かつて一度だけ避難訓練で23階のオフィスから1階まで階段で降りたことあったけどあれはきつかった。サイロに住む人達の苦労が推し量られる。

  • ウールの衝撃と比べるとややボヤけた印象の物語。並列するストーリーの一つが、ウールとの繋ぎとしてしか機能していないのがちょっともったいない感じ。
    ただ、終盤に明かされるサイロ建造の理由は、荒唐無稽ながらも説得力があり、そこからは読んでいて盛り上がった。
    ウールの序章のセンセーショナルさからの流れで読み続けてはいるが、3作目も読みたいと思えるだけの魅力はあった。

  • ーーー長い眠りから覚醒したドナルドは地下壕を統括するサイロ1の責任者となる。より多くの人を救うため、崩壊し始めたサイロを消滅させるミッション。苦しむドナルドはサイロから足を踏み出す決心をするが――。

    『ウール』の続編であり、三部作の第二部
    前作の世界に至るまでの過程を、さまざまな時間軸から描いて、古い謎は解かれ新たな謎が提示される。

    スケールの大きさとドナルドの置かれた立場に圧倒される。
    第三部は第一部の直後から始まるようなので今から楽しみ



    「星探しはやめるんだ。いいな?われわれはほとんどの星の位置をすでに把握している」

  • 世界の誕生と、今のジュリエットを描く、それにしてもジュリエットは押しが強くて、実際にいたら好みの女性ではなさそう

  • Woolでは、ほとんど説明がなく いきなり提示される異常な状況。そして年代的には遡るShift
    なかなか心憎い演出と 相変わらず全編にただよう異様な雰囲気は心地よい。
    もしかすると Shift →Woolと読んでも違和感がないのかも。
    ただ多分誰しも感じると思うがWoolの重厚的感動には遠く及ばない。現実世界との「繋ぎ」だからかも。
    いずれにせよ三部作最後のDust 楽しみでもあり、、、

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著者プロフィール

1975年生まれ。ヨットの船長を8年間勤めた後、結婚を機に陸に上がって小説執筆を開始。”Molly Fyde”シリーズで好評を博し、本作”Wool”シリーズではオムニバス版がアマゾンのSF小説部門でベストセラー1位を記録する快挙となった。フロリダ在住。

「2017年 『サンド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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